テスラ モデルY 板金塗装 修理
修理箇所 | ●右クォーターパネル ●リアバンパー ●フロントバンパー |
修理概要 | テスラ モデルYの板金塗装修理事例をご紹介します。
お客様は新車で購入したテスラ モデルYでドライブに出掛けた際に、誤って狭い路地に入り込んでしまったそうです。
まだ納車されてから間も無く車両感覚も不慣れだったため切り返して戻ろうとしていたところ、後ろからタクシーが入って来た為焦ってしまい、テスラ モデルYの右後方部分を壁にぶつけてしまったそうです。
まだお車は新しい為、車両保険を使って綺麗に直したいと言う事でお車をお預かりしました。 |
損傷画像
お預かりする際に車両を確認したところ、フロントバンパーの左右の角にも擦り傷がある事を発見しました。
お客様によると、納車後まだ数日しか経っておらず他でぶつけた記憶は無いと言う事なので、恐らく狭い路地で切り返しを行っている際にフロントバンパーも擦ってしまった物と考えられます。
この様なケースの場合、右後方の事故と同じ場所・同じ時に起きた一連の動きによる損傷として保険会社から認定していただければ、1つの事故としてまとめて車両保険で直す事が出来るのですが、今回の場合、保険会社からは別事故と判断された為、フロントバンパーは自費で修理する事になりました。
今回のテスラ モデルYの作業方針は、右クォーターパネルの板金塗装、リアバンパーの取替塗装とフロントバンパーの修理塗装と言う作業内容になります。
クォーターパネルはへこみが大きく裂けて穴も開いてしまっていますが、お客様のご要望もあり板金修理で対応する事になりました。
まずはへこみ周辺の塗膜を剥がしワッシャーを溶接し、プルプレートと言う工具を使って比較的広い範囲のへこみをじわじわと引き出します。
ワッシャーを溶接する位置を変えて何度か同様の作業を繰り返す事で、プルプレートの幅よりも広い範囲のへこみを引き出す事が可能になります。
クォーターパネルのこの部分のへこみを修復する場合、テスラ モデル3の場合は構造上パネルを裏側から直接押し出す事が出来たのですが、テスラ モデルYの場合パネルが二重構造になっており裏側からへこみを直接押し出せない為、表側から引き出す方法を採りました。
開いた穴の部分も何とか修復出来るレベルまでパネルの面を戻す事が出来ました。
穴は綺麗に溶接して埋め戻しました。
板金修理の範囲を余計に広げ過ぎない様に極力狭い範囲で板金修理する事が出来ました。
板金修理部分に僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形します。
リアバンパーは角が割れてしまっていたので交換します。
新品の部品は未塗装で供給されるので、ボディ色に合わせて塗装が必要になります。
テスラ モデルYのリアバンパーを車体から取り外すにはアーチモールやテールランプを先に取り外しますが、テールランプを取り外す為にはラゲッジルームのトリム類をこの様に取り外す必要があるので、テスラ モデル3に比べると作業費用や作業時間が少し余計に掛かる事になります。
パテを付けた部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
自費で修理するフロントバンパーも車体から取り外して、左右の傷を削り落してからボディ同様にプライマーサフェーサーを塗装して、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
テスラ モデルYを塗装ブースに移動し、様々な方法を駆使してマスキングを施し塗装の準備が完了です。
今回のテスラ モデルYのボディ色は3コートホワイトパールとなりますので、僅かな色の差異も出来ない様にクォーターパネルに隣接するリアドアへの色合わせの為のボカシ塗装を行います。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がテスラ モデルYの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
新品のリアバンパーカバーと傷を削り落して修理したフロントバンパーカバーを塗装のしやすい高さの塗装台にセットし、ボディ同様に熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
塗装作業完了後、取り外していた部品を全て元通りに組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをしてテスラ モデルYの板金塗装 修理は完了です。
このたびはインターパシフィックにテスラ モデルYの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったテスラ モデルYを大切にお乗りください。