東京都大田区にお住いのお客様より、フェラーリ カリフォルニアのフロントバンパーの修理、塗装を依頼されましたのでご紹介します。
車庫入れの際、シフトをバックに入れたつもりがドライブに入ったままだったので、誤ってフロントバンパーを壁にぶつけてしまいました。
画像を拡大すると判ると思いますが、直接壁にぶつかっていないフロントバンパー上面のフェラーリエンブレムの廻りに広範囲でヒビが入っています。
保険は使わず、自費修理で何とか綺麗に仕上げて欲しいとのオーナー様のご要望でフェラーリ カリフォルニアをお預かりしました。
バンパーグリルも押されていて、爪が外れて浮いてしまっています。
フェラーリ カリフォルニアのフロントバンパーは税抜で625,000円、金属製のバンパーグリルは321,000円、黒いロアスポイラーは173,000円と大変高価です。交換が必要になるとすごい出費になってしまいますので、それらの損傷状態を注意深く確認した結果、フロントバンパーライニングは取り外して修理すれば問題無く、グリルが取りつく爪も破損等ありませんでした。バンパーグリルとロアスポイラーも無事でした。
バンパーは、ヒビが残らないように広めに傷を削り落とします。幸いバンパーの大きな変形や、裏側への傷の波及もありませんでした。
パテを使うことなく、削り込みと修正で対応できました。
傷の修理が済むと、プライマーサフェーサーを塗装して削り込んだ部分をシールします。赤外線ヒーターでサフェーサーを充分に加熱し硬化させます。
サフェーサーが充分に硬化したら、バンパー全体を平滑に研ぎ上げます。
研ぎ作業が済んだら溶剤(シリコンオフ)で入念に脱脂し、塗装に備えます。
ごみやほこりがシャットアウトされた塗装ブースの中で、フェラーリの塗装に精通した熟練の塗装職人が慎重に作業を行い、フェラーリ独特の塗装の肌を忠実に再現します。
塗装が終わるとブースを乾燥モードに切り替え、室内を70℃程度に昇温させて塗膜を焼き付けます。
次にバンパー下部を艶消しの黒に塗装します。この艶の消し具合も加減が難しく、慣れない人が塗装すると安っぽく仕上がってしまうのです。
修理完了です。フロントバンパーは何事も無かったかのように、すっかり元通りになりました。
修理費用は税込216,000円となりました。このたびはインターパシフィックにフェラーリ カリフォルニアのバンパー修理をご用命くださり、誠にありがとうございました。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。