東京都杉並区にお住いのお客様からBMWM 135iの鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介いたします。
幹線道路から細い道へ左折する際、後方の車列の左側をすり抜けてきたバイクに衝突され左フロント廻りに大きな損傷を受けてしまいました。
このような事故の場合、BMW M135iのお客様にも過失が発生してしまいますが、過失割合が決定するのに長期間掛かる場合があります。
損傷の大小に関わらずこの過失割合が決まらない事には、ご自分の修理費用の負担金額が明確にならない為、過失割合が決まるまで修理の着手に踏み切れない場合があるのですが、幸いにもお客様は車両保険に加入されていたので、過失割合が決まるのを待たずに車両保険先行で修理に着手することができました。
バイクや自転車はハンドルやミラー、ブレーキレバーやペダル・ステップ等の突起物が多い為、事故が起きた場合、車の損傷が広範囲に及んでいることが多いのです。
このBMW M135iもフロントフェンダーが大きくへこんでいた以外にもフロントドアやドアミラー、写真では分かりませんがボンネットにも大きな凹みがありました。(赤丸)
ヘッドライトが傷つきフロントバンパーも変形していました。
また、ステアリングをまっすぐにして停めたにも関わらず左フロントタイヤの向きがおかしな事になっており、足廻りへの影響も確認する必要があります。(青矢印)
ホイールの表面に多数傷があり、バイクがホイールにも直撃した事が分かります。
車両をリフトアップしてみると、ステアリングラックエンドのシャフトが大きく変形していました。
修理内容はフロントバンパー・ボンネット・フロントフェンダーの交換塗装、フロントドアの鈑金塗装、ヘッドライトとドアミラーカバー・タイヤホイールを含め左サスペンションやステアリングラックASSYの取替になりました。
まず、ボディ外装部分から作業を始めてまいります。
新品のボンネットとフロントフェンダーを車体に取付け立付けの確認や調整をします。
フロントドアの凹みは鈑金しパテを使い成形しました。
フロントドアの鈑金部分にプライマーサフェーサーを塗装ししっかりとシールします。
新品のボンネットとフロントフェンダーの裏側を元々付いていたパネルに雰囲気を似せて塗装します。
外板パネル類を塗装ブース内に移動し、BMWの塗装肌・質感を再現させるべく熟練の塗装職人が各パネルを丁寧に塗装します。
塗装が終わると足廻り部品の交換作業に取り掛かります。
実際に目視で損傷が確認できる部品はもちろんの事、ステアリングラックエンドのシャフトが大きく変形する程の入力を横方向から受けている為、影響を受けていると思われるアーム類・ナックル・ハブベアリング・ショックアブソーバー等の部品交換を保険会社に認定してもらいました。
もちろんステアリングラックASSYやタイヤホイールも新品に交換しました。
全ての外装部品を組み付け、4輪ホイールアライメント調整や走行テスト・各部作動点検をして修理完了です。
お客様は以前インターパシフィックでボディガラスコーティングを施工して下さっており、その時の施工証明書を保管されていらっしゃったので、保険会社に施工証明書を提示し、今回修理塗装した部分のボディガラスコーティングの再施工をおこないました。コーティングの施工証明書で保証期間内であることが判れば、その費用は保険会社に認定してもらえます。
今回のBMW M135iの保険会社との協定修理費用は、部品代1.124.302円と工賃462.553円の合計1.586.855円になりました。
このたびはインターパシフィックにBMW M135iの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMW M135iを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。