東京都大田区にお住いのお客様より、BMWミニ クロスオーバーの鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
片側3車線の国道の真ん中の車線を走行中、右側車線の右折信号待ちの車列からいきなり、ほぼ後方確認もせずに軽1BOXカーが車線変更して飛び出してきた為、接触事故になってしまったそうです。
BMWミニクロスオーバーは、右側前後ドアやドアミラー、ドアハンドル、ステップカバー、アーチモール、リアのタイヤ・ホイールにまで広範囲に損傷を受けています。
特に前後ドアパネルは大きく変形しており、サイドステップカバーの付くロッカーパネルとセンターピラーも接触時の衝撃が波及し、パネルが変形しています。
お客様はBMWミニクロスオーバーを修理するにあたって、修理方法や代車についていくつかのご要望があり、当初購入したディーラーに修理を依頼しようかと電話で相談したところ、ご要望内容についてあまり良いお返事をいただけなかったそうで、ネット検索でインターパシフィックのホームページに目を留めてくださり、メールにてお問い合わせをいただきました。
ご要望の内容は、前後ドアはパネルを新品交換しその他の損傷箇所は完璧に修復して欲しい事と、修理期間中は代車が必要との事でした。
今回の事故の過失割合は、相手側保険会社から10対0の割合の事故(BMWミニクロスオーバー側は無過失)と判断していただけました。
したがって修理期間中の代車は、同等クラスの車種のレンタカーを相手保険会社に用意してもらう事ができます。
対物10対0の無過失の被害事故でこのようなドアの損傷状態であれば、インターパシフィックにとってはご要望内容は全く問題なく対応可能な旨お返事を差し上げ、レンタカーを手配しご入庫いただく運びとなりました。
入庫後、保険会社の技術アジャスターによる立会い(実車を確認し事故状況と損傷が合致するかを精査したり、修復方法を打ち合わせする事)を済ませ、その際に前後ドアパネルの交換を認定していただきました。
BMWミニクロスオーバーの作業内容は、前後ドアパネルの交換・ロッカーパネルとセンターピラーは修正板金、前後ドアパネル交換に伴い隣接するフロントフェンダーとクォーターパネルへの色合せのボカシ塗装、サイドステップカバーやアーチモール・ドアミラーカバーやドアハンドル、リアのタイヤ・ホイールの交換といった内容になります。
先ずは新品のドアパネルを車体に仮付けし立付けの確認をします。
この段階でボカシ塗装をする為の部品の取り外しも同時に進めていきます。
立付けの確認が済んだ新品のドアパネルは1度車体から取り外し、ロッカーパネルとセンターピラーの修復に取り掛かります。
複雑な形状をしたパネルを丁寧に板金します。
袋状になっていて裏側には手が入れられない部分の為、表側からのみの作業で元のパネル形状にまで復元させます。
細かな凹凸はパテを使って成形します。
ロッカーパネルとセンターピラーの板金した部分を覆い隠すようにプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールし加熱乾燥させます。
新品のドアパネルは未塗装の状態で供給されます。
当然裏側も未塗装なので、塗り易い状態になる様に塗装台にセットします。
ドアパネルの裏表両面にプライマーサフェーサーを塗装します。
続いてボディ色を塗装します。
今回は、ボディ色がソリッドホワイトの為、ドアパネルは単体で塗装しました。
車体に取付けてから塗装するより単体で塗装した方が、チリや埃等の付着するリスクが軽減されます。
次に車体側の塗装に取り掛かります。
ロッカーパネルやセンターピラー・クォーターパネルはドアパネルの様に取り外して塗装する訳にはいきません。
車を塗装ブース内に移動し、目の細かいサンドペーパーで研ぎ上げ、丁寧にマスキングを施します。
通常ソリッドカラーはボカシ塗装を行わない場合もあります。
ただ今回は、保険修理でお客様が完璧な修復をご要望されている事もあり、僅かな色の差異や違和感を無くす為にフロントフェンダーとクォーターパネルへボカシ塗装を行いました。
もちろん鈑金修理したロッカーパネルとセンターピラーも修理の痕跡が分からい様にマスキング技術を駆使し、丁寧に塗装をします。
ドアミラーカバーは新品部品を取り寄せました。
色付きの部品供給では無い為、ボディ同様に塗装ブース内で塗装します。
作業上取り外した部品や新品交換の部品を全て車体に組み付け、各部作動点検・雨漏れチェックをし、車内清掃や洗車・最終の仕上げ磨きをしてBMWミニクロスオーバーの鈑金塗装修理は完了です。
今回のBMWミニクロスオーバーの保険会社との協定修理費用は、部品代489.326円と修理工賃332.770円の合計822.096円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにBMWミニクロスオーバーの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMWミニクロスオーバーを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。