ポルシェ 991 GT-3 【スプレー式】プロテクションフィルム&コーティング施工事例 | 板金塗装はインターパシフィック

鈑金塗装/焼き付けコーティング インターパシフィック

鈑金塗装の修理事例
当社は2022年3月よりTESLA(テスラ)社の認定修理工場として業務を開始いたしました。
まことに申し訳ございませんが現在テスラに限定して修理を承っており、他メーカーのお車の修理を受付ておりません。

板金塗装・修理事例

ポルシェ 991 GT-3 【スプレー式】プロテクションフィルム&コーティング施工事例

新車のポルシェ 991 GT-3に新技術の【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムとガラスコーティングを施工させて頂きましたのでご紹介します。
高級車やスーパーカーを中心に最近普及が進んでいるペイント・プロテクションフィルムですが、これまでは薄い透明なフィルムを貼る施工方法しかありませんでした。
ところが今回ポルシェ GT-3に施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)は、「貼る」プロテクションフィルムではなく、「塗装する」プロテクションフィルムです。
Fenix Scratch Guardは衝撃吸収性に優れた膜厚130μm(0.13mm)以上のスクラッチガードクリアを塗装することで、飛び石などによる傷を大幅に軽減することができます。
従来の「貼る」タイプのプロテクションフィルムは、近くで見ると貼ってあることがわかってしまうくらいですから、どうしても塗装の艶や質感を損ねてしまい、また磨く事ができないので時間とともにフィルムの透明度が劣化し、フィルムの切れ目(エッジ)の部分に汚れが溜まったり剥がれてきたりという問題がありました。しかし当社で施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニック・ススクラッチガード)という「塗装する」プロテクションフィルムはフィルムの切れ目(エッジ)が無く、薄い傷であればポリッシャーで磨いて消すことができるので、メンテナンスを定期的に行えば綺麗な外観を長期間維持することができます。
お客様はサーキット走行が趣味で、飛び石による傷を防止するため、前の白いポルシェGT-3にも従来の貼るタイプのプロテクションフィルムを施工されていました。しかし、フィルムがだんだんと黄ばんできて、エッジが汚れて黒くなり、それらを手入れすることもできないので、磨いたりメンテナンスすることができるFenix Scratch Guardを気に入って頂き、ボディーのガラスコーティングの両方を施工させて頂きました。

今回のポルシェ GT-3のプロテクションフィルムの施工範囲はフロント廻りです。飛び石傷が付きやすいフロントバンパー、フードパネル、左右フロントフェンダーを施工しました。
Fenix Scratch Guardの施工は塗装ブースの中で行います。
塗装ブース室内の天井からフィルターを通してゴミやホコリを除去した空気が床に向けて圧送されているクリーンルームのような作業環境で熟練の塗装工が作業いたします。
Fenix Scratch Guardは4層構造になっており、1層目(密着材)と2層目(バインダー)はそれぞれ1コートですが、飛び石などによる衝撃を吸収し柔軟性を保持するための層である3層目は4~5コート塗り重ねここで膜厚を確保します。4層目のトップコートは硬さ、耐擦り傷性、耐候性(70%UVカット)に優れ、深い艶を出す役割の層で2コートで仕上げます。

フロントバンパーは脱着し、グリルやヘッドランプウォッシャー、ランプなどを全て取り外して塗装しますので、貼るタイプのプロテクションフィルムのように切れ目(エッジ)や段差が一切生じません。

完成するとプロテクションフィルムを施工してあることが全く分からない仕上がりになります。

Fenix Scratch Guard施工前後の膜厚をフードパネルの同じ位置で計測しました。
施工前は127μm(0.127mm)でした。

施工後の膜厚は316μm(0.316mm)となっておりましたので、この位置でのプロテクションフィルムの膜厚は189um(0.189mm)になったわけです。
この189μmの衝撃吸収性に優れた膜厚が飛び石や擦り傷からお車を強力にガードするわけです。

スプレー式プロテクションフィルムの施工が完了すると、次はボディーのコーティング作業に入ります。 Fenix Scratch Guardは施工面の研磨ができ、コーティングを施工できます。
先ずはFenix Scratch Guardを施工したフロント廻りを含め、ポルシェ GT-3のボディー全体を数種類のポリッシャー、バフ、コンパウンドを組み合わせて研磨し、下地をしっかり作り上げます。
磨き作業で塗装表面を平滑に仕上げた後、脱脂剤を使用して塗膜を脱脂します。

今回ご依頼いただいたボディーコーティングですが、撥水性のコーティングをご希望とのことでしたので、光沢・撥水、そして優れた防汚性を兼ね備えた最新のガラス系コーティングを施工させて頂きました。
高密度なガラス質のベース被膜が、深い艶と上質な光沢、そして優れた撥水性を生み出し、高い耐久性がその効果を長期間持続させます。また、高い防汚性能により雨ジミや水アカのこびりつきを抑制します。そのため付いてしまった汚れの除去も簡単になり、洗車やメンテナンスが容易になります。
コーティング液をボディー全体にムラなく塗布して、しばらく放置乾燥させてから丁寧に拭き上げます。

ポルシェ GT-3を再度塗装・乾燥ブースに入れて室内を60℃に加温し、1時間程ボディーを加熱乾燥させます。コーティング被膜をしっかり安定させ、十分な撥水性を発揮させるためには乾燥時間が必要です。当社では自然乾燥ではなく加熱乾燥させますので、より上質なコーティング被膜を実現させることが可能なのです。

ポルシェ GT-3のフェニックススクラッチガード施工費用は450,000円(税別)、ボディーのガラスコーティング施工費用は70,000円(税別)となりました。
このたびはインターパシフィックにポルシェ GT-3のペイント・プロテクションフィルムとコーティングの施工をご依頼くださり、誠にありがとうございました。
艶艶に仕上がったポルシェ GT-3で素敵なカーライフをお楽しみください。

【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムの詳しい説明はコチラをご覧ください。

関連記事

ポルシェ カイエンS 鈑金塗装 修理 事例

東京都世田谷区にお住いのお客様より、ポルシェ カイエンSの鈑金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。 お客様は狭い道を走行中、対向車を避ける為車を左側に寄せた際にステン…
続きを読む

ポルシェ マカンS 鈑金塗装 修理 事例

東京都世田谷区にお住いのお客様よりポルシェ マカンSの鈑金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。 お客様は狭い路地を曲がる際に、ポルシェ マカンSの左側面を角のブロック塀…
続きを読む

ポルシェ 718ケイマン 傷 修理 塗装 事例

東京都町田市にお住いのお客様より、ポルシェ 718ケイマンの傷の修理塗装を依頼されましたのでご紹介します。 お客様によると、走行中左前方からカチャカチャと音がする事に気付いたそ…
続きを読む
メーカ別修理実績

大切なお車を何事も無かったかのように

大切なお車を
何事も無かったかのように

代表 千村尚紀

インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。

私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。

修理方針

鈑金塗装に対する当社の考え方や作業工程について詳しくご説明しています

詳しく見る 

プロの本音

お客様に是非とも知って頂きたいことを鈑金塗装のプロが本音でお伝えします

詳しく見る 

お客様の声

修理させていただいたお客様より沢山のご評価とコメントを頂きました

詳しく見る 

インターパシフィック

神奈川県川崎市中原区宮内2-26-17
9:00~18:00 定休日:日曜・祝日
インターパシフィック外観
川崎市 中原区 板金塗装インターパシフィック案内図