横浜市港北区にお住いのお客様より、アウディ A5カブリオレの板金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様はご自宅の駐車場に駐車する際に、誤ってアウディ A5カブリオレの左クォーターパネルをご自宅の壁にぶつけてしまったそうです。
左クォーターパネルのタイヤアーチ部分が大きくへこんでしまい、リアバンパーの角にも傷が入っています。
よく見るとリアホイールも傷付いていますが、今回は自費での修理を希望されていて、ホイールの傷は走行には支障が無いので、クォーターパネルとリアバンパーだけを修理する事になりお車をお預かりしました。
まずは大きくへこんだクォーターパネルの粗出しから始めます。
へこみ周辺の塗膜を剥がし、ワッシャーを十数枚パネルの引き出したい部分に並べて溶着します。
このワッシャーの穴とプルプレートと言う専用の工具をピンで繋ぎ、スライディングハンマーを使い広い範囲のへこみを大まかに引き出してきます。
ワッシャーはねじれば簡単に取り外せるので、同様の作業を繰り返し行う事で効率よく広範囲の大きなへこみを引き出す事が可能です。
粗出しの後は通常のスタッド溶接機を使い、細かい部分まで丁寧にパネルを引き出し、オリジナルのプレスラインやパネルの面を復元させます。
板金修理部分に僅かに残る凹凸にはパテを付け、損傷の無い反対側のクォーターパネルと見比べながら綺麗に成形します。
リアバンパーは完全には外さずに、一部分だけの脱着で作業します。
表面の傷はサンダーで平滑に削り落とします。
板金修理部分とリアバンパーの削った部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がアウディ A5カブリオレの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
このボディカラーは調色の難易度も高く、色をボカす範囲も比較的広い範囲が必要になる為、自費修理ではありますが隣接するドアパネルを利用して色合わせの為のボカシ塗装をさせていただきました。
リアバンパーはバンパー全体の半分以下の範囲での部分塗装の方法で塗装しました。
塗装作業完了後、取り外していたドアの付属部品やモール類・リアバンパー等を元通り組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをしてアウディ A5カブリオレの板金塗装修理は完了です。
今回のアウディ A5カブリオレの修理費用は、作業工賃が262,656円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、アウディ A5カブリオレの板金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったアウディ A5カブリオレを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。