東京都練馬区にお住いのお客様より、ボルボ XC60の板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様はご自宅の駐車場に駐車する際に、誤ってボルボ XC60の右後部を壁に擦ってしまったそうです。
ボルボ XC60の右クォーターパネルのホイールアーチ部分にはへこみを伴う傷が付き、リアバンパーの右角にも傷が付いてしまいました。
お客様は自費で出来るだけ費用を抑えた方法での修理を希望され、お車をお預かりしました。
まずはへこみのある右クォーターパネルの板金修理から始めます。
塗膜を削りへこみを引き出します。
ここで注意しなければならないのは、必要以上に作業範囲は広げない様にすることです。
もちろんへこみを板金修理する上で作業範囲を広げざるを得なければ仕方ありませんが、今回の場合、もし作業範囲を無闇にリアドアに近い所まで広げてしまうと、隣接するリアドアとの色の差異を無くす為にリアドアへの色合わせの為のボカシ塗装が必要になってしまい、その分作業工賃が余計に掛かってしまう事になります。
板金修理部分の僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形します。
リアバンパーは車体から取り外して傷をサンダーで削り落します。
パテを付けた部分やサンダーで削った部分を覆い隠す様に、クォーターパネルとリアバンパーそれぞれにプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がボルボ XC60の塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
クォーターガラスは上手くマスキング処理できたので、付けたままで塗装する事によりクォーターガラスの脱着費用を掛けずに済みました。
また、板金修理工程で極力小さな範囲の作業で修復できた事により、隣接するリアドアまでの距離を保つことができ、クォーターパネル内で上手く色をグラデーションさせることができたのです。
リアバンパーも塗装台にセットし、上手く塗り分けできるポイントまでの部分塗装の方法で塗装しました。
元の傷自体は角の数cm程の小さな物だったので、もっと小さい範囲での塗装で済ませられそうに見えるかもしれませんが、色を徐々にグラデーションさせて違和感の無いように仕上げる為には、この様な範囲までの塗装は必要になってしまいます。
塗装作業完了後、取り外していたリアバンパーを元通り組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをしてボルボ XC60の板金塗装 修理は完了です。
今回のボルボ XC60の修理費用は、作業工賃が90,720円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、ボルボ XC60の板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったボルボXC60を大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。