東京都港区にお住いのお客様より、BMW ミニクラブマンの板金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は趣味のスポーツの試合のあとご自宅に帰宅したのですが、競技場に忘れ物をしてしまったことに気付きすぐに競技場に向かったそうです。
試合後で疲れていたり辺りが暗かった事もあり、BMW ミニクラブマンの右側面を駐車場の入り口にあった低いポールにぶつけてしまったそうです。
損傷が大きく修理費用が高額になる事から車両保険のご利用をお勧めし保険会社に確認したところ、自損事故は補償の対象外となるエコノミー型と呼ばれる車両保険でのご加入との事が分かり、自費での修理としてお車をお預かりしました。
今回のBMW ミニクラブマンの作業は、右フロントフェンダー・フロントドア・リアドアのパネル取替及び塗装と、クォーターパネルの板金及び塗装、前後フェンダーアーチモールとステップカバーの取替と言う内容になります。修理費が高額になるため、中古パーツの活用をご提案致しました。
まずはクォーターパネルのへこみを丁寧に引き出し板金修理します。
パネル交換をするフロントフェンダーと前後ドアパネルを車体から取り外します。
この3パネルは車体に溶接されて付いているクォーターパネルとは異なり、ボルトやナットでの取り付けの為比較的容易に取り外す事が出来ます。
したがって、損傷が大きな場合は板金修理するよりもパネル交換した方が費用を抑えられる事がありますので、今回はこの3パネルは交換する事になりました。
今回のBMW ミニクラブマンは自費修理なので少しでも修理費用を抑える為に、専門の業者に手配した中古部品を活用する事になりました。
中古部品は新品部品とは異なりいつでも在庫がある訳ではありません。
本当は修理車両と同色のパネルがあればなお良かったのですが、今回は別の色の物にはなりましたが多少の修正で使えるような程度の良いパネルが入手出来ました。
入手した中古パネルを車体に仮付けし、立付けや各パネル間の隙間等を確認・調整します。
板金修理したクォーターパネルの僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形します。
中古のフロントドアパネルには若干の傷やへこみがあったのでこちらも板金修理します。
クォーターパネルとフロントドアの板金修理部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
中古パネルの裏側はもちろん表側と同色の為、ドアを開けたら違う色になってしまいますのでこのまま取り付ける訳にはいきません。
修理車両と同じ色に塗装する為に付属部品を全て取り外しておきます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がBMW ミニクラブマンの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
中古部品のフロントフェンダーや前後ドアも塗装しやすい高さの台にセットし、クォーターパネル同様に熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
表側と同時に中古パネルの裏側も修理車両と同じ赤色に塗装します。
もし中古部品が修理車両と同じ色で入手出来れば、この裏側塗装の工程が必要なくなるのでさらに修理費用を抑える事が可能になります。
塗装作業完了後、取り外していた部品と新品に交換する部品を全て元通りに組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをしてBMW ミニクラブマンの板金塗装 修理は完了です。
今回のBMW ミニクラブマンの修理費用は、中古部品も含めた部品代が184,360円と作業工賃が413,457円の合計597,817円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、BMW ミニクラブマンの板金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMW ミニクラブマンを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。