東京都世田谷区にお住いのお客様より、マツダ デミオの板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様はスーパーでお買い物を済ませ駐車スペースから出る際に、雨が降っていて薄暗かった事もあり、車のすぐ左側にあった柱に気付かずにマツダ デミオの左フロント部分をぶつけてしまったそうです。
車両保険を使ってしまうと翌年から3等級下がり保険料が値上がりしてしまう為、出来るだけ費用を抑えた方法で修理したいとのご要望で自費修理としてお車をお預かりしました。
今回のマツダ デミオの損傷は、フロントバンパー左角と左フロントフェンダーの変形及び傷になります。
作業方針は、フロントバンパーの変形部分を赤外線ヒーター等で温めて加熱修正して左側半分位を塗装する部分塗装、フロントフェンダーは、板金修理しフェンダー1面を塗装する事になりました。
まずはフロントバンパーの左側を部分的に取り外し、変形を加熱修正してから傷をサンダーで削り落します。
そしてフロントフェンダーの変形も板金修理します。
フェンダーアーチ部のプレスラインにかかる変形でしたが、丁寧に作業し綺麗にプレスラインを復元する事ができました。
サンダーで削ったり板金修理だけでは僅かに凹凸が残りますので、薄くパテを付けて綺麗に成形します。
この時、フロントバンパーとフロントフェンダーのそれぞれのプレスラインの繋がりに注意しながら作業を進めます。
傷を削ったりパテを付けた部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がマツダ デミオの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
自費修理で費用を抑える為にフロントバンパーは半分位までの部分塗装で作業しました。
今回のマツダ デミオのボディカラーはソウルレッドプレミアムメタリック(カラー番号41V)と言う色でキャンディカラーなどとも呼ばれる調色が難しい特殊な色です。
標準的な例えば2コート赤メタリックの色であれば、まずベースコートのボディ色の赤色を塗装しその上のトップコートに透明なクリアーを塗装して完了となりますが、このソウルレッドプレミアムメタリックはベースコートの赤色の塗装後トップコートの透明なクリアーを塗装する前の2コート目に赤色を少量混ぜたクリアーを塗装し、3コート目にトップコートとして通常の透明なクリアーを塗装して完了となります。
その為ベースコートの赤色の調色もさることながら、2コート目のクリアーに混ぜる色の量次第でも仕上がりの色が大きく異なってしまう為、色を合わせる調色作業の難易度がとても高く、塗装費用も他の色に比べ少し高額になってしまいます。
この調色作業が熟練の塗装職人の腕の見せ所になります。
塗装作業完了後、元通りに部品を組み付け洗車・最終仕上げ磨きをしてマツダ デミオの板金塗装 修理は完了です。
未修理の他のパネルとの色の差異も無く、完璧に仕上げる事ができました。
今回のマツダ デミオの修理費用は、作業工賃が119,922円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにマツダ デミオの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったマツダ デミオを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。