東京都大田区にお住いのお客様より、日産 GTR(R35)の板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様はご自宅で駐車する際に日産 GTRの左後部を壁に擦ってしまったそうです。
車両保険を使うと翌年からの保険料金が値上がりしてしまう為、今回は修理費用を出来るだけ抑えた方法を採り自費での修理としてお車をお預かりしました。
またどうせ車を預けるならと、以前トランクを開ける際に傷付けてしまってタッチアップしてあったトランクリッド後面の傷も一緒に直す事になりました。
今回の日産 GTRの作業方針は、左クォーターパネルの板金修理及び塗装と、リアバンパー左角とトランクリッド後面の傷修理及び部分塗装となります。
まずは左クォーターパネルのへこみを丁寧に引き出し板金修理します。
今回の損傷はリアバンパーとの接合部のすぐ上にあった為、鈑金修理の作業性やリアバンパー側の修理塗装の事も考慮しリアバンパーを取り外して作業しました。
板金修理部分に僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形し、オリジナルのプレスラインも綺麗に復元できました。
トランクリッドのタッチアップされた塗料をシンナーで除去し、残った傷を平滑に削り落とします。
取り外したリアバンパー左角の傷もサンダーで平滑に削り落とします。
クォーターパネルのパテを付けた部分、トランクリッドとリアバンパーの傷を削り落した部分を覆い隠す様にしっかりシールして、赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人が日産 GTRの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
クォータ-パネル上部のプレスラインを利用して塗り分ける事で、塗装範囲を狭くしクォーターガラスの脱着費用も掛けずに済み、修理費用を抑える事ができました。
今回の日産 GTRのボディ色アルティメイトシャイニーオレンジ(カラー番号EBG)は、キャンディカラーなどとも呼ばれる特殊な色(キャンディカラーの説明はこちらの修理事例をご参照ください)でトップコートのクリアーもスクラッチシールドと言う、耐擦り傷性の高い特殊なクリアー塗装になります。
弊社では日産の塗料であるこのスクラッチシールドの取り扱いが無い為、お客様にご了承をいただきスクラッチシールドと同様に耐擦り傷性の高い、弊社取り扱いの塗料メーカーであるスタンドックス社のプラチナクリアーで対応させていただいております。プラチナクリアーはメルセデスベンツの純正塗料となっております。
この耐擦り傷性の高いクリアーは塗料代も標準的なクリアーよりも割高で、塗装後の研磨作業も知識や経験が必要になり手間や時間も掛かる為塗装費用も標準的なクリアーよりも高額になります。
トランクリッド後面の塗装もパネルの角度が大きく変わる角を利用して塗り分ける事で、トランクスポイラーを外さずに塗装範囲も小さく塗装し修理費用を抑える事ができました。
リアバンパーを塗装しやすい高さの台にセットし、ボディ同様にプレスラインを利用して部分塗装の方法で熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
塗装作業完了後、取り外していたリアバンパーを車体に元通りに組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをして日産 GTRの板金塗装修 理は完了です。
今回の日産 GTRの修理費用は、部品代が6,721円と作業工賃が201,135円の合計207,856円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに日産 GTRの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直った日産 GTRを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。