東京都内にお住いのお客様より、フェラーリ612スカリエッティのバンパー修理塗装を依頼されましたのでご紹介します。
お車で出掛けようとしたところ、フェラーリ612スカリエッティのフロントバンパー右角が傷付いているのを発見したそうです。
ご自身でぶつけてしまった記憶は無いそうで、どこかで駐車した際に当て逃げされてしまったようです。
バンパー右角の傷以外にも全体的に飛び石による傷も多くなってきた事もあり、この際なのでフロントバンパー1本全面の修理塗装をする事になりお車をお預かりしました。
フロントバンパーを取り外し右角の傷を削ると、バンパーの素材自体にまで亀裂が入っていました。
この様な僅かな亀裂も見落としてしまうと、塗装後にその亀裂が浮き出てきてしまいますので、細心の注意が必要です。
裏側も確認すると、ちょうどバンパーから繋がるエアダクトの付け根の接着部分が少し剥がれかけていました。
剥がれかかった部分は強力なパネルボンドで接着固定します。
表面側の亀裂には樹脂用の接着剤を使い亀裂を埋めます
傷を削った周辺の凹凸にはパテを付けて成形します。
フロントバンパー全体的に付いた飛び石傷は、サンダーで丁寧に削り落とします。
フロントバンパー全面にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールし赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥させます。
プライマーサフェーサーを平滑に研ぎ上げ、ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がフェラーリ612スカリエッティの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
エアダクト内部や左右下部のスポイラー部分は、オリジナルと同様に艶消しのブラックで塗り分け塗装します。
フロントバンパーにグリル他取り外した付属部品を元通りに組み付け、室内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをしてフェラーリ 612スカリエッティのバンパー修理塗装は完了です。
今回のフェラーリ612スカリエッティの修理費用は、作業工賃が220,320円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにフェラーリ612スカリエッティのバンパー修理塗装をご依頼いただき、誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったフェラーリ612スカリエッティを大切にお乗りください。
フォルクスワーゲン トゥーラン リア追突事故 修理 事例
福井県にお住いのお客様より、フォルクスワーゲン トゥーランの板金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は、国道沿いのお店に入る際に対向車が途切れるのを待っていたところ、前方不注意の車にフォルクスワーゲン トゥーランの左後部を追突される被害に遭ってしまい、加害車輌側の対物保険で修理する事になりました。
今回の事故ではフォルクスワーゲン トゥーランの骨格部分への損傷も大きいことから、お客様は事故による骨格への影響がどこまでどの程度あるのかが心配で、その損傷や骨格の歪みの程度を明確に数値化して欲しいとのご要望がありました。
事故直後には地元のディーラーに入庫させ、保険会社も交え作業方針等の打合せを進めていたそうですが、上記ご要望の部分への対応がディーラーでは困難となり困っていたところで、当社で保有するセレットナジャ三次元ボディ計測機の存在を知りお問い合わせをいただきました。
セレットナジャ三次元ボディ計測機を使えば、アンダーボディの歪みを前後・左右・上下の三次元で計測でき、その歪みがどの部位でどの程度の数値かをプリントアウトしお客様や保険会社へ提示することが可能で、当社であれば今回のお客様のご要望にお応えする事ができます。
またお客様は、お車もまだ新しく大切にしていたこともあり『保険で新車に買い替えて欲しい』と言う気持ちを抱きつつも、それはなかなか叶わないことは理解しており、どうせ直すのなら『何事も無かったように綺麗に直したい』と言う事で、かなり遠方の福井県からではありますがインターパシフィックにお車の修理をご依頼いただくきました。
先ずはお預かりしたフォルクスワーゲン トゥーランの損傷確認から始めます。
左リアドアとクォーターパネルの隙間がとても狭くなっており、追突によりこの隙間が詰まってしまっている事が外観の目視だけでも分かります。
テールランプやリアバンパーを外すと、ランプハウジングからバックパネルにかけても大きく変形している事が確認できます。
ラゲッジルームのトリムを外すと、クォーターインナーパネルも上から下まで大きく変形している事が確認できました。
先ずはフレーム廻りの歪みの計測をします。
リフトアップした車両の下にセレットナジャ三次元計測機を設置し、パソコン内の車種ごとのデータを基に各指定ポイントを計測した結果、左サイドメンバー後端部のパイロットホールが、前方方向に基準より1.5mm程ずれていることが判りました。
この結果は実際の損傷状態とも合致しており、お客様と保険会社に報告しました。
計測結果も踏まえ今回のフォルクスワーゲン トゥーランの作業方針は、左クォーターパネル・テールゲート・リアバンパーの取替塗装、テールランプ・マフラーの取替とクォーターインナーパネルとバックパネルやサイドメンバーの修正板金及び塗装という内容になりました。
作業工程の流れとしては、先ずフレーム廻りの修正をしてから外板パネルの取替、各パネルの塗装、その後に外した部品の組み付けや新品部品への取替という流れで進めます。
今回はフレームの修正が必要になりますので、フレーム修正機に車両を固定する事になります。
当社ではフランス セレット社製の修正機を使用しており、セレットのユニバーサルジグ「カメレオン」を使用してフォルクスワーゲン トゥーランのフレーム修正を行います。
カメレオンは、セレット社よりオンライン提供されるデータシートに基づき車両の修正作業や損傷診断に使用できます。
最新のカメレオンジグでフレーム修正機に固定したフォルクスワーゲン トゥーランの各パネルの損傷部分を油圧の力で少しづつ慎重に引き出します。
先ずはバックパネルの左角部分の引き出しに掛かります。
この部分は、真後ろだけでなく少し斜め方向にも引き出す必要があり、この様に2台のプリングユニットを駆使して引き出しました。
テールランプハウジング部分を引き出します。
Dピラーにクランプを噛ませ、クォーターインナーパネルの変形を修正します。
最後に左サイドメンバー部を引き出し、フレーム修正機を使った修正作業は完了です。
上が修正作業前のリアドアとクォーターパネルの状態です。
そして車体の引き出し作業が完了した後のリアドアとクォーターパネルの状態です。
最初の写真に比べ隙間が広がり、正規のクリアランスに戻っています。
この後、もう一度セレットナジャ三次元計測を行い、前方へずれていた左サイドメンバー後端の計測箇所が基準値内に収まっている事を確認しております。
続いてパネルの交換作業に取り掛かります。
クォーターパネルはスポット溶接部を剥がし、Cピラー・Dピラーとロックピラーの3箇所でカットしパネルを取り外します。
新品のクォーターパネルはボディ側のカット部にピッタリ収まる様にカットし、Dピラーホースメントと共にボディに溶接して取り付けてしまうと見えなくなる裏側を先に塗装してしまいます。
Dピラーホースメントをボディに溶接します。
次にクォーターパネルの各ピラー部のパネルの切り継ぎ部分を先ずは点留めで溶接します。
この時点でテールゲートやテールランプを仮付けして、立て付けやパネルとパネルの間の隙間の確認をします。
パネル合わせ目の点留めしていた部分の溶接とスポット溶接を完了させ、切り継ぎ部分をパテで成形しクォーターパネルのボディへの取り付け作業は完了です。
今度は内板部分の板金に取り掛かります。
クォーターインナーパネルやラゲッジフロアの複雑な形状のパネルも丁寧に板金します。
トリム類を組み付けてしまえば見えなくなってしまう部分ではありますが、この様な隠れてしまう部分でもパテを付けて綺麗に成形します。
クォーターパネル全体にプライマーサフェーサーを塗装してしっかりシールし、充分に加熱乾燥させます。
パネルの繋ぎ目にシーリングを施し、必要に応じて刷毛等で模様を付けてオリジナルの雰囲気を再現します。
内板パネルを塗装します。
ここは外板パネルと違い、オリジナルでもしっかりと塗装されている部分とそうでない部分があるので、シーリングと同様にオリジナルの雰囲気を再現する様に塗装します。
外板パネルの塗装の前に、ロックピラーとテールランプハウジングからバックパネル廻りまで塗装します。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がフォルクスワーゲン トゥーランの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
テールゲートの裏側と表側の両面を丁寧に塗装します。
国産車のバンパーは色付きで供給される車もありますが、ほとんどの輸入車は無塗装での供給になりますので、ボディパネル同様に丁寧に塗装します。
テールゲートをボディに取り付けたら、ゲートヒンジ部の取付ボルトを塗装します。
このボルト塗装をしないと、ゲート脱着時の工具による塗装剥がれがそのままになり錆てしまい美観が損なわれるだけでなく、ボルトをいじった事が明らかでゲート交換の事実が明確になり易く、後々の査定への影響も大きくなってしまいます。
取り外していた部品や新品のテールランプ・マフラー等を車体に組み付け、電装部品の作動チェク・室内清掃や洗車をし、最終仕上げ磨きをしてフォルクスワーゲン トゥーランの鈑金塗装修理は完了です。
今回のフォルクスワーゲン トゥーランの保険会社との協定修理費用は、部品代が745,966円と作業工賃が970,100円の合計1,716,066円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにフォルクスワーゲン トゥーランの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったフォルクスワーゲン トゥーランを大切にお乗りください。
シトロエン DS3レーシング 板金塗装 修理 事例
横浜市青葉区にお住いのお客様より、シトロエンDS3レーシングの車両保険を使った板金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は旅行先の宿泊施設の駐車場で、シトロエンDS3レーシングの左側面を擦ってしまったそうです。
損傷は左ドアとクォーターパネルが広範囲にへこみ、ドアハンドルとリアホイールにも傷がありました。
カーボン製のモール類にも傷があり高額な修理費用が予想される為、車両保険で修理する事になりお車をお預かりしました。
クォーターパネルはかなり広範囲にへこんでおり、保険会社からはクォーターパネルの交換でも構わないと言われておりました。
ほとんどの車種でこのクォーターパネルは、ドアやフロントフェンダーの様なボルトやナットでの取付けとは異なり車体に溶接で取付けられており、安易に交換してしまう事によって事故車扱いされてしまう事になります。
保険修理であれば、修理費用が高額になったとしてもお客様への費用負担は無い事もあり、ディーラーや他の鈑金塗装工場ではより高額な修理費用になる為クォーターパネルの交換をされがちです。
しかし、お車へのダメージや後々の売却時の査定への影響等も考慮して、インターパシフィックではこの程度のへこみであれば充分に板金修理が可能な事もあり、今回はお客様ともよくお打合せの上、板金修理で作業する事になりました。
カーボン製モールやその他付属部品を取り外し、ドアとクォーターパネルを丁寧に板金修理します。
鈑金作業で限りなく元々の面まで引き出した上で、僅かに残る凹凸はパテを極力薄く付け成形します。
パテを付けた部分を覆い隠すようにプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールし充分に加熱乾燥させます。
ロッカーパネルの下部は、小石等の巻き上げから保護する為のチッピングコートと言われる少し厚みを持たせたコート材が施されています。
今回の鈑金作業にあたり、このチッピングコートも一部除去する必要があった為、オリジナルのボツボツ感を再現すべく使用する材料や塗装方法を駆使し丁寧に塗装します。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がシトロエンDS3レーシングの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
新品のドアハンドル・カーボン製モール類とホイールを取り替え、オリジナルの純正品デカールをボディに貼り付け、室内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをしてシトロエンDS3レーシングの板金塗装修理は完了です。
今回のシトロエンDS3レーシングの保険会社との協定修理費用は、部品代396,846円と作業工賃368,064円の合計764,910円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにシトロエンDS3レーシングの板金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったシトロエンDS3レーシングを大切にお乗りください。
メルセデスベンツ E350 板金塗装 修理 事例
世田谷区にお住いのお客様より、メルセデスベンツE350の板金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は狭い路地の曲がり角で右折の際に、メルセデスベンツE350の右後部を壁に擦ってしまったそうです。
損傷範囲は右リアドアとその後ろのクォーターパネルのホイールアーチ部分に傷をともなうへこみがあり、さらに後方のリアバンパーとクォーターパネルの接続部分にも擦り傷が付いていました。
お客様は自費での修理を希望され、修理費用を出来るだけ抑えつつも綺麗に直して欲しいとの事でお車をお預かりしました。
まずはへこみ部分の板金作業から始めます。
スタッド溶接機とスライディングハンマーを駆使し、へこんだパネルを出来るだけ元の面に戻すように板金します。
プレスラインが入っていたり少し複雑に湾曲した部分の為、最終の面出しはパテを付けて成形します。
パテを付けたリアドア後部とホイールアーチ部、さらにサンダーで傷を削り落としたリアバンパーの右角までプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールし十分に加熱乾燥させます。
今回はロックピラー部分にまで板金修理が及んだ為、リアドアを開けた状態でプライマーサフェーサーを塗装しました。
ドアを閉めると見えなくなるロックピラー部は、基本的に先に塗装してしまいます。
この部分は段々になっている車両がほとんどなので、その段を上手く利用して極力小さな範囲で部分塗装をします。
プライマーサフェーサーと同様に、ドアを開けたままで外板パネルと同時に塗装すれば作業効率が良いように思われるかも知れませんが、特にメタリックやパール色のお車で隣接する複数のパネルを塗装する際には、塗装するパネル同士が面一の状態で同時に塗装する方がより完璧な塗装が出来る事になるので、マスキングの手間は余計に掛かりますが、仕上がりを重視する為にこの様に二段階に分けて作業するようにしています。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がメルセデスベンツE350の塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
自費なので費用を抑えたいとのご要望を受け、リアバンパーは右角位までの部分塗装とクォーターパネルはリアピラー上部の細い箇所でのクリア塗装の塗分けの方法で対応する事にしました。
取り外していた部品を元通りに組み付け、リアドアとリアバンパーのメッキモールは新品部品に取り替え、電装品の作動チェック・室内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをして、メルセデスベンツE350の板金塗装修理は完了です。
今回のメルセデスベンツE350の修理費用は、部品代が16,146円と作業工賃207,360円の合計223,506円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにメルセデスベンツE350の板金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったメルセデスベンツE350を大切にお乗りください。
ルノー カングー 板金塗装修理事例
川崎市宮前区にお住いのお客様より、ルノーカングーの修理塗装を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は、お買い物で立ち寄ったコンビニの駐車場で切り返しをしている際に、ルノーカングーの左フロント部分をバックでポールにぶつけてしまったそうです。
自費での修理を希望されましたが、フロントバンパーとフロントフェンダーの接続部分が共に大きく変形しており、修復出来るか否かは実際に作業してみないと何とも明言できな状態な為、最悪はパネルの交換になってしまう事をご理解いただいた上でお車をお預かりしました。
フェンダーライナーを外して内部の損傷を確認したところ、フロントフェンダーを取り付けているブラケットも変形しておりました。
ルノーカングーのフロントバンパーとフロントフェンダーは樹脂製です。
先ずは赤外線ヒーターであたため、少し柔らかくしてからそれぞれのパネルの変形の加熱修正を試みます。
この様な損傷の場合どちらかのパネルを取り外して作業する事が多く、今回はフロントフェンダーの方を外す事にしました。
加熱修正でパネルの変形はほぼ復元できそうで、フロントバンパー・フロントフェンダー共に角の折り返し部分が割れておりましたが、樹脂用の強力な接着剤を使い修理可能と判断しました。
フェンダーブラケットの変形を直します。
このブラケット部分の修正が必要だった為、作業性を考慮し今回はフロントフェンダーを外す選択をしました。
外していたフロントフェンダーやヘッドライトを再度取り付け、ヘッドライトやパネルの立付けを入念に確認します。
フロントバンパーもフロントフェンダーも加熱修正だけでは表面の凹凸が少し残りますので、表面をサンダーで削って成形します。
削った部分を覆い隠すようにプライマーサフェーサーを塗装してしっかりシールし、赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥して硬化させます。
塗装面を平滑に研ぎ上げ、フロントフェンダーは1面全面の塗装、フロンバンパーは左側の部分塗装の為に丁寧にマスキングを施し、塗装の準備が完了です。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がルノーカングーの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
取り外していた部品を元通り組み付け、灯火類の点灯チェック・車内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをして、ルノーカングーの修理塗装は完了です。
今回のルノーカングーの修理費用は、クリップ等の部品代が1,404円と作業工賃216,000円の合計217,404円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにルノーカングーの修理塗装をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったルノーカングーを大切にお乗りください。
メルセデスベンツ CLS400 コーティング施工
メルセデスベンツCLS400のコーティング施工事例をご紹介します。中古で購入したメルセデスベンツCLS400を綺麗に仕上げたいとのことで、ボディーコーティングの施工を依頼されました。
先ずは車を丁寧に洗車します。水垢もだいぶ固着していましたので、アルカリ性のシャンプーを使います。カー用品店などで売られている市販のシャンプーより格段に洗浄力が強いプロ専用のシャンプーです。希釈倍率を変えることによって洗浄力を調節し、主に水垢を落とします。
強い洗剤なので、1パネル毎に水でよく洗い流しながら洗車していきます。エンブレム周りやパネルの隙間にこびりついた汚れは、柔らかいブラシを使って洗浄します。
水垢などの汚れを落とした後は、ボディーに付いた鉄粉を除去します。どんなお車でも少なからず鉄粉は付いているのですが、今回のメルセデスベンツはたっぷりと鉄粉が付着していました。
鉄粉除去用の薬剤をボディー全体に吹き付けると鉄粉と反応して画像のように薬剤が赤紫に変色します。要は鉄粉が溶けるわけです。
薬剤の力だけでは鉄粉は取り切れないので、鉄粉除去専用のネンドで除去します。
ネンドパッドと言いますが、表面がゴム質なパッドです。ダブルアクションサンダーに装着して使うのですが、ボディーを傷つけないいように当社では手作業で使用しています。
専用薬剤によって鉄粉は溶けて柔らかくなっているので、ネンドパッドでさほど強くこすらなくても簡単に鉄粉は除去できます。
鉄粉除去が完了したら、充分にボディーを水洗いして薬剤を洗い流します。この作業までを終えてから磨き作業に入ります。
コーティング施工の肝は何と言ってもボディーの研磨作業です。水垢や鉄粉をしっかり除去してもボディーには無数の細かな傷が付いています。それらを丁寧に磨いて塗膜を平滑に仕上げます。
数種類のポリッシャー、バフ、コンパウンドを組み合わせて研磨し、下地をしっかり作り上げます。
磨き作業で塗装表面を平滑に仕上げた後、脱脂剤を使用して塗膜を脱脂します。
今回ご依頼いただいたボディーコーティングですが、撥水性のコーティングをご希望とのことでしたので、光沢・撥水、そして優れた防汚性を兼ね備えた最新のガラス系コーティングを施工させて頂きました。
高密度なガラス質のベース被膜が、深い艶と上質な光沢、そして優れた撥水性を生み出し、高い耐久性がその効果を長期間持続させます。また、高い防汚性能により雨ジミや水アカのこびりつきを抑制します。そのため付いてしまった汚れの除去も簡単になり、洗車やメンテナンスが容易になります。
コーティング液をボディー全体にムラなく塗布して、しばらく放置乾燥させてから丁寧に拭き上げます。
メルセデスベンツCLS400を塗装・乾燥ブースに入れて室内を60℃に加温し、1時間程ボディーを加熱乾燥させます。コーティング被膜をしっかり安定させ、十分な撥水性を発揮させるためには乾燥時間が必要です。当社では自然乾燥ではなく加熱乾燥させますので、より上質なコーティング被膜を実現させることが可能なのです。
艶艶に仕上がったメルセデスベンツCLS400で素敵なカーライフをお楽しみください。
このたびはインターパシフィックにコーティング施工をご依頼くださり誠にありがとうございました。
板金塗装修理の「松・竹・梅」
鈑金塗装は同じ損傷でも複数の直し方がある場合が多く、修理方法や使用する材料によって修理品質と料金が異なります
物やサービスには、クオリティーや金額に応じた「松・竹・梅」があります。板金塗装にも「松・竹・梅」があり、修理方法や使用する材料によって修理品質と料金が異なります。
当社の場合では、一般的には保険修理の場合が「松」で、自費修理の場合が「竹」または「梅」の修理方法となります。保険修理の場合は、修理代金が保険会社から支払われる(免責額は除く)ので、お客様の費用負担はありません。ですからお客様も当社も修理結果にリスクを負う必要はなく、間違いのない修理方法を選択し元通り綺麗になることだけを求めれば良いわけです。
一方車両保険に入っていない、あるいは保険を使うほどの損傷ではない場合には自費での修理ということになります。自費での修理の場合には、いくら仕上りを重視する方であっても可能な限り修理費を抑えたいというご要望になります。当社ではお客様から自費での修理のご相談を受けた場合、見積りはもちろんですが、複数の修理方法があることとその違いを詳しくご説明しております。修理方法によってはリスクが生じる場合もありますのでその点をしっかりご説明させていただくよう心がけています。
■インターパシフィックの松竹梅
板金塗装は作業方法を変えるだけで驚くほど金額が変わる場合があります。実際に依頼を受けたBMWの修理事例で当社の「松竹梅」をご説明します。
このBMWはオーナーさんがドアを開けたまま誤って機械式駐車場を下げてしまい、ドアを酷く変形させてしまったのですが、あいにく車両保険を付けていなかったので自費で修理せざるをえませんでした。
修理方法としては、ダメージのあるドアパネルを新品に取替え、隣接パネルに合わせて塗料を調色し塗装しました。またフロントフェンダーの端にも傷がありましたが、フェンダーのエッジについた傷を削り取り、そこだけ部分的に補修するという「竹」の修理内容でした。
お客様はできるだけ修理費を抑えたいというご意向でしたので、修理結果のリスクを説明しそれをご理解頂いたうえで作業させて頂きました。この修理方法のリスクはと言いますと、ドアだけを塗装することによってわずかながら隣接パネルとのあいだに色の差異が生じる可能性がある、フェンダーのエッジだけを塗装するので目を凝らして見ると塗装した痕が少し残るかもしれないという2点です。修理費は35万円ほどとなりました。
では「松」の修理はどういう方法かと申しますと、左の側面を全て塗装するという色の差異が絶対に生じない仕上げ方法です。保険修理であればこの方法で修理し、保険会社との協定金額は55万円程になったと思います。
※当初、画像とディーラーからの見積書を判断材料に概算金額を算出しなくてはならない経緯がありましたが、実際の損傷程度では「松」の修理方法で55万円程と算出
もう一つ、「梅」の修理はどういう方法かと申しますと、中古のドア(リサイクルパーツ)を探してそれに取替える方法です。そうすれば竹と同じ塗装方法で、仕上がりも竹と同じ仕上がりで30万円以下の費用だったと思います。(残念ながら、この時はリサイクルパーツが見つかりませんでした。)このBMWのケースであれば松が55万円、竹が35万円、梅が30万円ということになるわけです。
■カーディーラーの修理方法
正規ディーラーは、当社のような町の板金塗装工場と違いリスクが生じる修理方法は提案しないようです。自費での修理であってもノーリスクな修理方法で見積もります。
カーディーラーは板金塗装を下請けの板金塗装工場に外注しているため、損傷程度の見極めや正確な見積もりは得意ではありません。そのため安全を考えて部品を多めに取替えますし、塗装範囲も広くなってしまいます。これは自動車メーカーの看板を背負っているので仕方がないのかもしれませんが修理費はその分高くなってしまいます。
ほとんどの車種に工数表が存在し、ディーラーでも当社のような町の板金塗装工場でも基本的に同じ物差し(工数)を元に金額を算出しますので、両社にそれほど大きな見積金額の差は生じないはずなのですが、こうした理由で時としてディーラーの見積がとんでもなく高くなるのです。
■相見積をとる
保険修理のようにお客様が修理費を気にせずに済む場合であればノーリスクな修理で良いのですが、自費修理の場合には必要以上に痛い出費となってしまいます。また昨今では保険の料率改定によって保険を使うと翌年以降の保険料の値上がりが大きくなってしまうようになったので、保険を使うべきか自費で修理するべきかを見極めなくてはならないケースも増えています。
自費での板金塗装はお客様にとって金額の負担が大きいので、修理方法にどういう選択肢があるのかを調べることが大切です。当社での修理にも「松竹梅」があるように、どの業者にもそれぞれの「松竹梅」があります。いくつかの業者の「松竹梅」とそれらの料金を併せて比較すると、自分に合った板金塗装工場が見つかるはずです。
板金塗装修理で失敗しないためには、複数の業者から修理方法やそのリスクについての詳しい説明を求め、そのうえで見積りを比較するようにすることが大切だと思います。
鈑金塗装工場に直接依頼する
ディーラーに修理を依頼しても実際に作業するのは下請けの板金塗装工場なので、直接工場に依頼したほうがメリットがあります
ほとんどの板金塗装工場は自動車ディーラーなどの下請け工場として経営が成り立っています。理由としては、車検や、オイル交換、タイヤ交換などのように定期的に必要とされる仕事ではなく、偶発的な事故によって成り立っている仕事だからです。また職人の業界であるためカーオーナーさんとの直接取引が苦手であるとか、塗料のシンナー臭や鈑金作業による騒音などの問題で住宅地や人通りの多い路面では営業が困難であるなども理由としてあげられます。
一方自動車ディーラーにとっては、車の整備や車検を行う整備士とは異なる板金塗装の職人を自社で管理することは難しいので、事故した車の板金塗装は下請けの工場に依頼します。複数店舗を運営するカーディーラーの中には、自社で板金塗装工場を運営し各店舗に入庫した車を自社工場に回送して修理している場合もありますが、それでも自社工場内で作業しているのは外注の板金塗装職人というケースが多く見受けられます。
■ディーラーが儲かる
板金塗装の大きな特徴として、保険修理があります。自分の財布から直接出費するのではなく、保険会社から費用が支払われるのです。もちろん保険を使うほどの事故でなければ自費での修理となりますが、金額が大きくなるほど保険を使った修理になることが多いわけで、一件で数十万円の売上げになることは珍しくありません。そのため板金塗装はディーラーにとってはサービス売上げの大きなと柱になるわけです。
ではカーディーラーは板金塗装の仕事を外注工場に依頼することでどのように利益を得るのかと言いますと、交換する部品は外注工場に支給し、さらに工賃を割引かせることで利益を得ています。お客様からの修理依頼を取り次ぐディーラーが利益を得るのはビジネスとして当然の事なのですが、驚くことに昨今では工賃の50%程を割引かせて作業を外注しているという話をよく耳にします。
■ディーラーの下請けでは丁寧な仕事は難しい
工賃の50%引きなどという取引条件では、まともなビジネスとは言えません。これでは板金塗装工場の採算が合うはずがありませんし、カーオーナーさんのために丁寧な仕事を心がけたくても売上げと納期に追われるばかりとなってしまい、修理品質を高めることができなくなってしまいます。
作業に使うパテや塗料などでも、とにかく安い材料、そして少しでも早く硬化して研ぎや磨きなどの作業が楽になる材料を使わざるを得ません。材料の質を落とせば、いくら腕の良い職人が作業しても後々修理品質に悪影響を及ぼします。それでもとにかく作業台数を多くこなさなくては売上げが稼げないので、無意識のうちに質よりも量を追う形になってしまうのです。
当社もかつては輸入車ディーラーなどの元請けに100%依存していました。当社の場合は元請けさんに恵まれたので、丁寧な仕事をするための時間も頂けましたし、取引条件も悪くはありませんでした。それでも下請けという立場の自社の将来に危機感を感じたので10年前にホームページを開設し、インターネットを利用してカーオーナーさんから直接修理のご依頼を頂けるように努めてきました。おかげさまで今では入庫する車のほとんどが一般のお客様からの修理依頼によるものとなっており、下請け仕事から脱却することができて良かったと思っています。
■町の板金塗装工場に依頼する
最近ではインターネットを利用して脱下請けを図ろうとする板金塗装工場が多くなりました。カーオーナーさんにとってもインターネット検索で工場選びの選択肢が増えています。
多くのカーオーナーさんがディーラーに板金塗装を依頼する理由は、やはり安心感があるからではないかと思います。仕上げもきっと悪くないだろうし、何か不具合があってもキチンと責任をもって対処してくれる、そして何より自動車メーカーの看板を背負っているという安心感です。
一方、町の板金塗装工場に直接修理を依頼することに対しては逆の不安感を抱かれる方が多いかもしれません。仕上がりは大丈夫なのだろうか、不具合があった場合でもきちんと対応してくれるだろうかという不安感です。我々町の板金塗装工場は、お客様がそういう不安感を抱いていることを察し、下請仕事ではなくサービス業としての自覚をしっかり持って、お客様に安心感を与える努力をしなくてはならないと思っています。
それを前提としてカーオーナーさんには、ディーラーに修理を依頼しても実際に作業しているのは下請けの板金塗装工場なんだという事実を理解して頂き、それならば町の板金塗装工場に修理を直接依頼すれば、修理方法を詳しく説明してもらえる、丁寧な仕上げをしてもらえる、ディーラーに依頼するより費用面でも代車などのサービス面でもメリットがあるということを知っていただけたらありがたいです。そして当社も皆様の板金塗装工場選びの選択肢の一つにしていただければ幸いです。
BMW ミニ クラブマン バンパー修理
川崎市中原区にお住いのお客様より、BMWミニクラブマンのリアバンパー修理塗装を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は、ご自宅の機械式駐車場の支柱に誤ってBMWミニクラブマンの後部をぶつけてしまい、リアバンパーをへこませてしまいました。
自費修理を希望され、お車をお預かりしました。
リアバンパーには変形があるので、先ずは車体からバンパーを外して赤外線ヒーターで変形部位を温めて裏側から押し出す「加熱修正」を試みます。
この方法で変形が修復できないとリアバンパーは交換になりますが、今回のBMWミニクラブマンの場合は充分修復可能なレベルまで変形を戻す事ができました。
バンパーは樹脂製の為、変形だけでなく樹脂の素材自体が押し潰されている部分もあり、裏側から押し出しただけでは完全には元通りにはならないので、割れがある部位は接着剤で補修し、僅かに残った変形部分にはパテを使用して成形します。
修正し塗装を剥がしたりパテを付けた部分には、プライマーサフェーサーを塗装してしっかりシールし、赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥して硬化させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、塗装作業のし易い高さ・角度にセットできる塗装台にバンパーを固定し、熟練の塗装職人がBMWミニクラブマンの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
塗装が終わったリアバンパーに新品のセンターカバーや分解していた部品を元通りに組み付けて、車内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをしてBMWミニクラブマンのリアバンパー修理塗装は完了です。
今回のBMWミニクラブマンの修理費用は、部品代20,088円と作業工賃88,279円の合計108,367円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにBMWミニクラブマンの修理塗装をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMWミニクラブマンを大切にお乗りください。
ランボルギーニ ウラカン 鈑金塗装 修理事例
東京都にお住いのお客様よりランボルギーニ ウラカンのサイドスカートの塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
自宅近くの道を走行中、左側に路上駐車していた車両がウインカーも点けずに突然飛び出して来た為、慌ててハンドルを右に切りその車を避けたところ、右側の縁石にランボルギーニ ウラカンの右サイドスカートを軽く擦って傷つけてしまったそうです。
飛び出して来た車とは接触は避けられたのですが、そのまま走り去られてしまったそうです。
お客様は先ずランボルギーニのディーラーに見積り依頼をしたところ、サイドスカートの交換が必要と言われ、50数万円のお見積りを提示されたそうです。
ほんの10数センチ程の傷に50数万円も掛けられないと当社にご来店くださいました。当社では部分塗装で修理する方法をご提案させて頂き、ランボルギーニ ウラカンの修理を依頼されました。以下がその修理工程です。
先ずは傷をサンダーで削り段差を無くします。
削った部分にプライマーサフェーサーを塗装してしっかりシールし、赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥させます。
その後研磨紙で平滑に研ぎあげます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースに移動し、特殊なマスキング方法を駆使してランボルギーニウラカンの塗装肌や質感を再現すべく熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
サイドスカートとリアフェンダーとの間にわずかに隙間があったので、今回の作業ではサイドスカートを取り外す必要はないと判断しました。
今回は脱着部品も無くサイドスカートを車体に付けたままでの作業だったので、車内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをして、ランボルギーニ ウラカンの塗装修理は完了です。
今回のランボルギーニウラカンの修理費用は、作業工賃43,200円(税込)となりました。
車の修理費用は、車の価格で決まるわけではありません。作業に要する時間で決まるのです。
今回のランボルギーニ ウラカンのようなスーパーカーでも車が高いからと言って過剰な修理をする必要はなく、最適な修理方法をお客様にご提案するべきだと考えております。この程度の傷でサイドスカートの取替えを提案するディーラーの姿勢は問題だなと感じます。
このたびはインターパシフィックにランボルギーニ ウラカンの塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったランボルギーニ ウラカンを大切にお乗りください。
ポルシェ 718ボクスター バンパー修理
千葉県市川市にお住いのお客様より、ポルシェ 718ボクスターのリアバンパーの修理塗装を依頼されましたのでご紹介します。
近所の公園に出かけた際に駐車スペースで誤って、ポルシェ 718ボクスターのリアバンパー左角を縁石とポールにぶつけてしまいました。
リフレクターレンズの下側には傷と若干へこんだ変形があり、画像ではわかり難いですが、ランプの下部分も盛り上がって変形しておりました。
自費での修理という事でお車をお預かりしました。
まず、テールランプを取り外し、リアバンパーも一部分を取り外してリフレクターレンズや駐車センサーを外します。
赤外線ヒーターで変形部分を加熱し少し柔らかくして、バンパーの裏側と表側の両方からバンパーの変形部分を押し込んだり押し出したりして修正します。
加熱修正した部分の表面をサンダーで平らに削ります。
削ってバンパーの素地が剥き出しになってしまった部分を覆い隠すように、プライマーサフェーサーを塗装し赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥させ、平滑に研ぎ上げます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がポルシェ 718ボクスターの質感や塗装肌を再現すべく、リアバンパーを丁寧に塗装します。
今回は自費修理なので修理費用を抑える為に、バンパーの左側半分位までの範囲の部分塗装の方法で作業しました。
取り外していた各部品を元通りに組み付け、電装部品の作動チェック・車内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをして、ポルシェ718ボクスターの塗装修理は完了です。
今回のポルシェ 718ボクスターの修理費用は、作業工賃64,800円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにポルシェ 718ボクスターのリアバンパー修理塗装をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったポルシェ 718ボクスターを大切にお乗りください。
フォルクスワーゲン ティグアン バンパー修理
東京都江東区にお住いのお客様より、フォルクスワーゲン ティグアンのフロントバンパーの修理塗装を依頼されましたのでご紹介します。
お車で出掛けようとした際に、フォルクスワーゲン ティグアンのフロントバンパーに擦り傷があるのに気付いたそうです。
ご自分で擦った記憶は無いとの事で、傷の状態から推測すると当て逃げされてしまった可能性が高そうです。
お車はまだ新しいので綺麗に直しつつも予期せぬ出費な為、費用も極力抑えたいとの事で部分塗装の方法で修理する事になりお車をお預かりしました。
費用を抑えて部分塗装とは言え、塗装作業の妨げになる部品を外す必要があり、フロントバンパーを車体から外して作業する事になりました。
バンパーグリルや駐車センサー等を外して、傷をサンダーで平滑に削り落とします。
削って下地が剥き出しになった部分にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールし近赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がフォルクスワーゲン ティグアンの質感や塗装肌を再現すべく丁寧に塗装します。
塗装が終わったフロントバンパーを元通り車体に組み付け、電装品の作動点検や車内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをして、フォルクスワーゲン ティグアンのフロントバンパーの修理塗装作業は完了です。
今回のフォルクスワーゲン ティグアンの修理費用は、作業工賃が43,200円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにフォルクスワーゲン ティグアンのフロントバンパー修理塗装をご用命いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったフォルクスワーゲン ティグアンを大切にお乗りください。
マセラティ ギブリ 鈑金塗装 修理事例(保険修理)
左フロント部分をぶつけてしまったマセラティギブリの鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
走行中に飛来して来たゴミ袋が、運悪くマセラティギブリのフロントガラスに張り付いて前が見えなくなってしまったそうです。
直ぐに少し左側に車を寄せて止まろうとしたそうですが、たまたまその場所に駐車中の車があり、その車の右後方にマセラティギブリの左フロント部分をぶつけてしまったそうです。
フロントバンパーと左フロントフェンダーには大きな変形があり、左フロントのタイヤ・ホイールも相手車両に直撃してしまいました。
相手車両の損害に対物保険を使う事になるので、ご自分のお車も車両保険で修理する事になりマセラティギブリをお預かりしました。
今回のマセラティギブリ修理の作業方針は、フロントバンパーと左フロントフェンダーを取替塗装し、左フロントドアへは色の差異を無くす為のボカシ塗装、左フロントタイヤ・ホイールの取替になります。
またお客様は、タイヤ・ホイールの損傷がある事からサスペンションへの影響やフレームの歪みの有無も心配されておりましたので、インターパシフィックで所有している三次元車両計測器(セレットナジャ)にてボディの計測を行いました。セレットナジャは、計測単位が0.1mmという非常に高精度の機器です。
計測の結果、ボディのフレームには歪みはありませんでしたが、サスペンションアーム類とサスペンションメンバーに曲がりがある事が判明しました。
まずはフロントバンパー・フロントフェンダー・ヘッドライトを外し、ボディ廻りから作業に取り掛かります。
フロントフェンダーの取付ブラケットも交換が必要になったので、先に塗装しておきます。
一部塗装がされていなかったり塗装が薄い様な部分がありますが、オリジナル感を出す為に敢えてこの様に塗り分けしています。
新品のフロントバンパー・フロントフェンダーを車体に仮付けして、パネルの立付け・パネルとパネルの隙間の調整等、念入りに確認をします。
フロントフェンダーは隣接パネルとの隙間の調整や新品パネルの微妙なひずみを消すために、数か所パネル表面を削る必要がありました。
またフロントバンパーも数か所、表面処理が必要でした。
フロントフェンダー・フロントバンパー共に表面処理した部分にプライマーサフェーサーを塗装ししっかりシールし、赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
フェンダーやバンパーの下地作業をしている一方で、同時進行で足廻り部品の交換作業に取り掛かります。
マセラティギブリをリフトアップして左フロントサスペンションアーム類とサスペンションメンバーを取り外します。
この様な状態で部品が外されました。
新品の各サスペンションアームとサスペンションメンバー、ボルトやナットを準備し元通りに組み付けて行きます。
フロントフェンダーの裏側を塗装します。
フェンダーライナーを取り付けてしまえば見えなくなってしまう部分ですが、ここもフェンダーブラケット同様オリジナル感が出る様にしっかり塗る部分と薄っすらしか塗らない部分を上手く塗り分けします。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がマセラティギブリの質感や塗装肌を再現すべく、フロントフェンダー・フロントドア・フロントバンパーをそれぞれ丁寧に塗装します。
パネル単体で塗装したフロントフェンダーを車体に取り付けます。
塗装の際にはフロントドアはボディに付いた状態でしたが、フェンダー取り付け時にはフロントドアは取り外されています。
このドアの脱着にはいくつかの理由があるのですが、1つ目はこのマセラティギブリの場合、フロントドアが付いているとフロントフェンダーの取替作業が困難と言う作業上の理由です。
そして2つ目の理由が、フロントフェンダーの取付ボルトの塗装をし易くする為です。
フロントフェンダーを脱着すると、取付ボルトを工具で緩め・締め付ける事によってこのように取付ボルトの頭部の塗装が剥がれてしまいます。
これをそのままにしてしまうとボルト頭部が錆びてしまったり、お車の買い取り等の際にフロントフェンダーの取替が明らかになってしまい、査定に影響を与えてしまう事になりかねません。
車種によってはもちろんドアは外さずに作業する事になりますが、ドアを外す事で今度はドアの取付ボルトの問題が発生するのですが、このマセラティギブリはドアの脱着の為にボルトに触れる必要が無かったと言う構造上の要因もありドアを外したのでした。
この様な取付ボルトの処置は、そのままにして何もしなかったり、筆で塗るタッチアップ程度で済ませてしまう鈑金塗装工場が多いのですが、インターパシフィックでは綺麗に塗装して、ボルトを外したことがわからないように仕上げるようにしています。
前述のフェンダーブラケットやフェンダー裏側の塗装の際に、オリジナル感を出す様に塗装する事も含め、このような細かい部分まで気を配る事で、まるで何事もなかったかのように修復する事が出来、査定への悪影響も少なくなると考えているからで、インターパシフィックの拘りのひとつでもあります。
全ての部品を元通り組み付け、左フロントタイヤ・ホイールを新品に交換し四輪ホイールアライメント調整を行いました。
ロードテスト・各部作動点検の後、室内清掃・洗車、ボディの最終仕上げ磨きをしてマセラティギブリの鈑金塗装修理は完了です。
今回のマセラティギブリの保険会社との協定修理費用は、部品代1,190,484円と作業工賃969,516円の合計2,160,000円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにマセラティギブリの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったマセラティギブリを大切にお乗りください。
レクサス NX 200t F Sport バンパー修理塗装
横浜市青葉区にお住いのお客様よりレクサスNXのフロントバンパー修理塗装のご依頼を受けましたのでご紹介します。
駐車場で他の車との接触事故によりフロントバンパーを傷つけてしまいました。
レクサスNXはまだ納車されたばかりなので、修理費用はできるだけ抑えつつも綺麗に直して欲しいとのご要望でお車をお預かりしました。
ダメージとしては、バンパーの擦り傷とバンパーガードという無塗装の黒い樹脂パーツの傷、そしてフェンダーのアーチモールの傷と変形です。
バンパーカバーは傷が右側だけに限定されているので、バンパーを一本全部塗装するのではなく、半分だけ塗装することで修理費用を抑えることにしました。
しかしバンパーガードとフェンダーアーチモールは無塗装の樹脂パーツですので、傷がついてしまうと取替せざるを得なくなります。
バンパーをボディーから取り外し分解するとバンパーの一部が割れて剥がれていました。
今回は自費修理ですし、バンパーガードが取りつくと完全に隠れてしまう場所でしたので、強力な接着剤を使って機能上問題ない状態に修理しました。
バンパーの傷は丁寧に削り落としました。パテは使わずに済みました。
プライマーサフェーサーを塗装して修理した部分をしっかりとシールします。
加熱して充分にサフェーサーを硬化させてから平滑に研ぎ上げます。下処理を済ませると塗装作業に移ります。
塗装ブースにバンパーを入れて熟練の塗装職人が慎重に吹付け塗装を行います。そしてレクサスの塗装肌、光沢、質感を忠実に再現させます。
画像の赤枠で囲ったバンパーの細い部分でクリア塗料を薄めてぼかすことで部分塗装が綺麗に仕上がります。
レクサスNX F SPORTはセンターに大きなスピンドルグリルがあるので、この細い部分でぼかせば大概の傷は左右いずれか半分の塗装で対応できます。
レクサスNXはコーティングが施工されていたので、最後にバンパー一本のコーティング再施工を行いました。
修理費用はコーティングの部分施工を含め税込75,783円(部品15,573円、工賃60,210円)となりました。
このたびはインターパシフィックにレクサスのバンパー修理塗装をご用命くださり、誠にありがとうございました。
大人気のレクサスNX 200t F SPORT、大切にお乗りください。
BMW X5 リアドア 鈑金塗装 事例
横浜市にお住いのお客様より、BMWX5の鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
道路を左折する際に歩道との境に設置してあったポールを巻き込み、BMWX5の左リアドアとアーチモールを擦ってしまいました。
自費修理を希望され、お車をお預かりしました。
左リアドアのプロテクターモールを外し、へこんだドアパネルを鈑金修理します。
へこんだしまった部分は真っ平ではなく、車体の外側に張り出し湾曲している形状になっており、元の状態まで引き出すにはかなりの時間を要しました。
丁寧に引き出した鈑金部分にパテを極力薄く付け、僅かな凹凸を埋めるように成形します。
ドアパネルのエッジから1cm程の部分は、裏側のパネルに表側のパネルが折り返して接合されており、今回はその裏側の接合部も鈑金修理する必要がありました。
リアドアの表・裏の両面共にプライマーサフェーサーを塗装し、鈑金修理部分をしっかりシールし、赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥します。
取り外したアーチモールも傷をサンダーで削り、ドアパネル同様にプライマーサフェーサーを塗装します。
先ずはドアパネルの裏側から塗装します。
ウエザーストリップ(ゴム)が付く事を考慮し、小さい範囲での部分塗装の方法で対処しました。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブース内で、熟練の塗装職人がBMWX5の質感や塗装肌を再現すべく、ドアパネル・アーチモール・ドアプロテクターモールをそれぞれ丁寧に塗装します。
取り外していた各部品を車体に組み付け、車内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをして、BMWX5の鈑金塗装修理は完了です。
今回のBMWX5の修理費用は、部品代13,673円と作業工賃172,886円の合計186,559円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにBMWX5の鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMWX5を大切にお乗りください。
ジャガー XE 鈑金塗装 事例(保険修理)
横浜市にお住いのお客様より、ジャガーXEの左側面をフロントバンパーからリアバンパーにかけて全体的に擦ってしまったとの事で、鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
他にホイールやドアハンドル・ドアミラーにも損傷がありました。
また、車両をよくよく見てみるとボンネットにも大きなへこみがありました。
お客様に事故の状況を詳しくお伺いしたところ、そもそもの事故の発端は、走行中に突然どこからか飛んできた物がボンネットに落ちてきた事に驚き、気を取られてしまった為に前方にいた左折待ちで停車中の車両を避けきれずに接触してしまったそうです。
当初、車両保険の「飛来中または落下中の他物との衝突」と言う項目に当てはまり、その落下物に起因して起こった左側面の接触事故と言う事で、ボンネットも含めて全ての損傷を1事故で修理出来るのではないかと考えていたのですが、保険会社からは「落下物によるボンネットの損傷はそれだけで1つの事故としてカウントされ、その後に起こった左側面の接触は別の2つ目の事故になると言う見解です。」との回答でした。
2つの事故を両方共に車両保険を使って修理すると言う選択肢もありますが、今回は、等級ダウンによる翌年からの保険料の事や2事故目の免責金額が10万円であることを考慮して、より高額な修理になる左側面の修理を車両保険で行い、ボンネットの修理は自費で対応する事になりました。
このジャガーXEのボディパネルはアルミ製です。
損傷は広範囲ではありますが、幸いにもへこみ自体は浅いものだったので各パネル共交換する事なく鈑金修理で対応できました。
裏側から時間を掛け丁寧に押し出し、パネルを元通りの面に戻るよう鈑金します。
鈑金作業だけでは戻しきれない僅かな凹凸を無くす為にパテを付けて成形します。
鈑金およびパテを付けた部分を覆い隠すようにプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールした後、赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
前後バンパーのそれぞれ左角にも傷があったので、サンダーで傷を削り落とし、こちらにもボディパネル同様にプライマーサフェーサーを塗装します。
塗装するボディパネルを平滑に研ぎ上げ、塗装ブース内で丁寧にマスキングを施します。
前後バンパーとドアハンドルもボディパネル同様に平滑に研ぎ上げ、塗装し易い高さや角度になる様に塗装台にセットします。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がジャガーXEの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
自費修理対応になったボンネットも、保険修理の左側面パネルと同様の作業工程で同時進行で作業を進めました。
取り外していた部品を全て元通りに組み付けます。
前後ホイールは浅い傷だった為、表面をポリッシャーで研磨する事で傷を消すことができました。
ドアミラーの黒い部分は塗装されている部品ではなかった為ドアミラー本体の交換で対応しました。
電装部品の作動チェック・車内清掃をし、洗車・最終仕上げ磨きをしてジャガーXEの鈑金塗装修理は完了です。
今回のジャガーXEの保険会社との協定修理費用は、部品代123,984円と作業工賃754,963円の合計878,947円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにジャガーXEの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったジャガーXEを大切にお乗りください。
ポルシェ 991 GT-3 【スプレー式】プロテクションフィルム&コーティング施工事例
新車のポルシェ 991 GT-3に新技術の【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムとガラスコーティングを施工させて頂きましたのでご紹介します。
高級車やスーパーカーを中心に最近普及が進んでいるペイント・プロテクションフィルムですが、これまでは薄い透明なフィルムを貼る施工方法しかありませんでした。
ところが今回ポルシェ GT-3に施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)は、「貼る」プロテクションフィルムではなく、「塗装する」プロテクションフィルムです。
Fenix Scratch Guardは衝撃吸収性に優れた膜厚130μm(0.13mm)以上のスクラッチガードクリアを塗装することで、飛び石などによる傷を大幅に軽減することができます。
従来の「貼る」タイプのプロテクションフィルムは、近くで見ると貼ってあることがわかってしまうくらいですから、どうしても塗装の艶や質感を損ねてしまい、また磨く事ができないので時間とともにフィルムの透明度が劣化し、フィルムの切れ目(エッジ)の部分に汚れが溜まったり剥がれてきたりという問題がありました。しかし当社で施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニック・ススクラッチガード)という「塗装する」プロテクションフィルムはフィルムの切れ目(エッジ)が無く、薄い傷であればポリッシャーで磨いて消すことができるので、メンテナンスを定期的に行えば綺麗な外観を長期間維持することができます。
お客様はサーキット走行が趣味で、飛び石による傷を防止するため、前の白いポルシェGT-3にも従来の貼るタイプのプロテクションフィルムを施工されていました。しかし、フィルムがだんだんと黄ばんできて、エッジが汚れて黒くなり、それらを手入れすることもできないので、磨いたりメンテナンスすることができるFenix Scratch Guardを気に入って頂き、ボディーのガラスコーティングの両方を施工させて頂きました。
今回のポルシェ GT-3のプロテクションフィルムの施工範囲はフロント廻りです。飛び石傷が付きやすいフロントバンパー、フードパネル、左右フロントフェンダーを施工しました。
Fenix Scratch Guardの施工は塗装ブースの中で行います。
塗装ブース室内の天井からフィルターを通してゴミやホコリを除去した空気が床に向けて圧送されているクリーンルームのような作業環境で熟練の塗装工が作業いたします。
Fenix Scratch Guardは4層構造になっており、1層目(密着材)と2層目(バインダー)はそれぞれ1コートですが、飛び石などによる衝撃を吸収し柔軟性を保持するための層である3層目は4~5コート塗り重ねここで膜厚を確保します。4層目のトップコートは硬さ、耐擦り傷性、耐候性(70%UVカット)に優れ、深い艶を出す役割の層で2コートで仕上げます。
フロントバンパーは脱着し、グリルやヘッドランプウォッシャー、ランプなどを全て取り外して塗装しますので、貼るタイプのプロテクションフィルムのように切れ目(エッジ)や段差が一切生じません。
完成するとプロテクションフィルムを施工してあることが全く分からない仕上がりになります。
Fenix Scratch Guard施工前後の膜厚をフードパネルの同じ位置で計測しました。
施工前は127μm(0.127mm)でした。
施工後の膜厚は316μm(0.316mm)となっておりましたので、この位置でのプロテクションフィルムの膜厚は189um(0.189mm)になったわけです。
この189μmの衝撃吸収性に優れた膜厚が飛び石や擦り傷からお車を強力にガードするわけです。
スプレー式プロテクションフィルムの施工が完了すると、次はボディーのコーティング作業に入ります。 Fenix Scratch Guardは施工面の研磨ができ、コーティングを施工できます。
先ずはFenix Scratch Guardを施工したフロント廻りを含め、ポルシェ GT-3のボディー全体を数種類のポリッシャー、バフ、コンパウンドを組み合わせて研磨し、下地をしっかり作り上げます。
磨き作業で塗装表面を平滑に仕上げた後、脱脂剤を使用して塗膜を脱脂します。
今回ご依頼いただいたボディーコーティングですが、撥水性のコーティングをご希望とのことでしたので、光沢・撥水、そして優れた防汚性を兼ね備えた最新のガラス系コーティングを施工させて頂きました。
高密度なガラス質のベース被膜が、深い艶と上質な光沢、そして優れた撥水性を生み出し、高い耐久性がその効果を長期間持続させます。また、高い防汚性能により雨ジミや水アカのこびりつきを抑制します。そのため付いてしまった汚れの除去も簡単になり、洗車やメンテナンスが容易になります。
コーティング液をボディー全体にムラなく塗布して、しばらく放置乾燥させてから丁寧に拭き上げます。
ポルシェ GT-3を再度塗装・乾燥ブースに入れて室内を60℃に加温し、1時間程ボディーを加熱乾燥させます。コーティング被膜をしっかり安定させ、十分な撥水性を発揮させるためには乾燥時間が必要です。当社では自然乾燥ではなく加熱乾燥させますので、より上質なコーティング被膜を実現させることが可能なのです。
ポルシェ GT-3のフェニックススクラッチガード施工費用は450,000円(税別)、ボディーのガラスコーティング施工費用は70,000円(税別)となりました。
このたびはインターパシフィックにポルシェ GT-3のペイント・プロテクションフィルムとコーティングの施工をご依頼くださり、誠にありがとうございました。
艶艶に仕上がったポルシェ GT-3で素敵なカーライフをお楽しみください。
【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムの詳しい説明はコチラをご覧ください。
レクサス RC F コーティング施工
東京都世田谷区にお住いのお客様よりレクサスRCFのコーティング施工を依頼されました。
新車で納車されてすぐにお預かりさせて頂きました。ボディーのガラスコーティングだけでなく、ウインドウガラスとホイールのコーティングも施工希望とのことでお車をお預かりさせて頂きました。
今回お預かりしたレクサス RC Fは、約10kg軽量化されたCarbon Exterior packageです。エンジンフード、ルーフ、リアウイングが特殊カーボンCFRPでできています。
今回ご依頼いただいたボディーコーティングですが、撥水性のコーティングをご希望とのことでしたので、光沢・撥水、そして優れた防汚性を兼ね備えた最新のガラス系コーティングを施工させて頂きました。
高密度なガラス質のベース被膜が、深い艶と上質な光沢、そして優れた撥水性を生み出し、高い耐久性がその効果を長期間持続させます。また、高い防汚性能により雨ジミや水アカのこびりつきを抑制します。そのため付いてしまった汚れの除去も簡単になり、洗車やメンテナンスが容易になります。
コーティング施工の肝は何と言ってもボディーの研磨作業です。いくら新車といっても細かな塗膜の傷は少なからず付いているものです。それらを丁寧に磨いて下地をしっかり作り上げます。
磨き作業で塗装表面を平滑に仕上げた後、脱脂剤を使用して塗膜を脱脂します。
そしてコーティング液をボディー全体にムラなく塗布します。しばらく放置乾燥させてから丁寧に拭き上げます。
ウインドウガラスとホイールのコーティングも完了させた後、レクサスRCFを塗装・乾燥ブースに入れて室内を60℃に加温し、1時間程ボディーを加熱乾燥させます。コーティング被膜をしっかり安定させ、十分な撥水性を発揮させるためには乾燥時間が必要です。当社では自然乾燥ではなく加熱乾燥させますので、より上質なコーティング被膜を実現させることが可能なのです。
艶艶に仕上がったレクサスRCFで素敵なカーライフをお楽しみください。