自損事故で右リアフェンダーを酷くぶつけてしまったレクサス IS250の板金塗装事例をご紹介します。
リアバンパーも変形しており、お客様の車両保険を使って修理させていただくことになりました。
お客様は3年毎にお車を買い替えていらっしゃるそうで、今回の修理でリアフェンダーを交換すると事故歴車になって下取り査定が安くなってしまうので、判らないように板金で丁寧に修理して欲しいとのご要望でした。
修理内容はリアフェンダーの板金修理、テールランプ、リアバンパーの取替となります。
リアフェンダーは単に酷く凹んでいるというだけではありません。
トランクとの間が明らかに開いてしまっています。
ダメージを受けていない左側と比べると一目瞭然です。
トランクルーム内のトリムも飛び出して変形しています。
リアフェンダーは裏側に手が入るので、裏から丁寧に板金してパネルを復元させていきます。
できるだけ元通りの面が出るまで、一切妥協はありません。板金職人の腕の見せ所です。
最終的にはパテを薄付けして面を平滑に整えます。
後々パテ痩せをおこさないように、材料も厳選したヨーロッパ製のものを使用しております。
色の差異を解消するため、リアドアまで塗装する必要があるので、ドアハンドルやモールなど塗装の邪魔になる外装部品を取り外します。
リアフェンダーにプライマーサフェーサーを塗装し、板金面をシールします。
この後、赤外線ヒーターでパネルを加熱乾燥し、サフェーサーを完全硬化させます。
リアフェンダーを板金したことによって、パネルの裏側にはご覧のように板金作業の痕跡が残ってしまいます。
表側をいくら綺麗に板金しても、トランクトリムを外して裏側を覗けば大きなへこみを板金で修理したということは一目で判ってしまいます。
裏側まで修理する板金塗装工場はほとんど無いというのが実情です。なぜかと言うとこうした作業は保険会社にとっては現状復帰の範疇を越え、謂わば過剰修理ということで工賃を認めてくれないからです。
でもインターパシフィックはこういう目の届かない所の修復にも拘っています。
もし自分がお客様の立場で自分の愛車のこの状態を目にしたら、いくら表側が綺麗に直っていても、いくら保険会社が費用を認めてくれないと言われても、なんか手抜き修理されたような嫌な気持ちになりますものね。
傷をきれいに削り落とします。
養生して元の雰囲気になるように塗装します。
こうしておけば、トランクを開けてトリムをはずして覗きこんでも違和感は無いかと思います。
いよいよレクサス IS250の外板パネルの塗装です。3コートのホワイトパールですので、難易度の高い塗装作業となります。
ゴミやホコリをシャットアウトした塗装ブースの中で、熟練の塗装職人がレクサス IS250のオリジナルな塗装肌を忠実に再現させます。
リアフェンダーはパネルの切れ目となるフロントピラーの先端まで塗装します。
レクサス IS250の板金塗装修理の完成です。
何事も無かったかのように、事故の痕跡を残さぬように丁寧に仕上げさせていただきました。
保険会社との修理協定金額は税込み322,592円(工賃187,310、部品135,282円)となりました。
このたびはインターパシフィックにレクサス IS250の板金塗装修理をご依頼頂き、誠にありがとうございました。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。