新車のNISSAN GT-R NISMOに【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムを施工させて頂きましたのでご紹介します。お客様はこれまで乗られていたお車に飛び石防止のためプロテクションフィルムを貼っていたそうですが、フィルムが端から剥がれてきたり、汚れてきたり、オリジナル塗装の艶を損ねることが嫌で、何か良いものはないかとインターネットでいろいろ調べていたそうです。
そうしたところインターパシフィックで施工しているスプレー式のプロテクションフィルム、Fenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)がお客様の目に留まり、施工を依頼していただきました。
高級車やスーパーカーを中心に最近普及が進んでいるペイント・プロテクションフィルムですが、これまでは薄い透明なフィルムを貼る施工方法しかありませんでした。
ところが今回NISSAN GT-R NISMOに施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)は、「貼る」プロテクションフィルムではなく、「塗装する」プロテクションフィルムです。
施工に際しては、外せる物は全て脱着しますので、「貼る」プロテクションフィルムのようにフィルムのエッジや段差が一切生じません。
今回GT-R NISMOには、フロント廻りと左右カーボンサイドシルプロテクターにスプレー式プロテクションフィルムを施工させて頂きました。
塗装作業は全て、塗装ブースの中で行います。塗装ブース室内の天井からフィルターを通してゴミやホコリを除去した空気が床に向けて圧送されているクリーンルームのような作業環境で熟練の塗装工が作業いたします。
Fenix Scratch Guardは4層構造になっており、1層目(密着材)と2層目(バインダー)はそれぞれ1コートですが、飛び石などによる衝撃を吸収し柔軟性を保持するための層である3層目は4~5コート塗り重ねここで膜厚を確保します。4層目のトップコートは硬さ、耐擦り傷性、耐候性(70%UVカット)に優れ、深い艶を出す役割の層で2コートで仕上げます。
Fenix Scratch Guardは衝撃吸収性に優れた膜厚130μm(0.13mm)以上のスクラッチガードクリアを塗装することで、飛び石などによる傷を大幅に軽減することができます。
従来の「貼る」タイプのプロテクションフィルムは近くで見ると貼ってあることがわかってしまうくらいなので、どうしても塗装の艶や質感を損ねてしまい、また磨く事ができないので時間とともにフィルムの透明度が劣化し、フィルムの切れ目(エッジ)の部分に汚れが溜まったり剥がれてきたりという問題がありました。しかしFenix Scratch Guard(フェニック・ススクラッチガード)という「塗装する」プロテクションフィルムはフィルムの切れ目(エッジ)が無く、薄い傷であればポリッシャーで磨いて消すことができるので、メンテナンスを定期的に行えば綺麗な外観を長期間維持することができます。
複雑な形状をしたバンパーも細部まで綺麗に継ぎ目無く仕上げられます。
傷付いたら修理できないカーボン目もしっかりガードします。
プロテクションフィルムを塗装する前後の膜厚を計測してみたところ、ボンネットの施工前の膜厚は122μmでした。
施工後の膜厚は308μmでしたので、プロテクションフィルムの膜厚は186μmということになります。
左フロントフェンダーの施工前の膜厚は127μmでした。
施工後の膜厚は273μmでしたので、プロテクションフィルムの膜厚は146μmということになります。
インターパシフィックではこのように施工の前後で膜厚を測定して、プロテクションフィルムの膜厚が130μm以上になるように管理しております。
施工したことがわからない究極のボディープロテクションフィルム、Fenix Scratch Guardの施工をご依頼頂き誠にありがとうございました。素敵なGT-Rでカーライフを満喫してくだい。
【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムの詳しい説明はコチラをご覧ください。
大切なお車を何事も無かったかのように
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インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。