川崎市高津区にお住いのお客様より、日産 エルグランドの板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は勤務先の駐車場で仕事終わりにお車に戻ると、出勤時には無かった傷とへこみを右スライドドアに見つけたそうです。
その日はちょうど台風が通過してかなりの強風が吹き荒れており、お車の周辺には色々な物が散乱していたそうで、恐らく飛来して来たその中の何かがぶつかって出来た損傷と思われます。
自費での修理ということでお車をお預かりしました。
まずはスライドドアのへこみを板金修理します。
板金修理部分に僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形します。
そして、この後の塗装工程で作業の妨げになるパネルの付属部品を取り外します。
塗装工程に移り下地処理を始めようとしたところ、スライドドアの後方上部(赤い矢印部分)に違和感を感じました。
その部分をすかして(斜め方向から見る)よく見てみると、3カ所程薄っすらとへこんでおり、写り込んだ蛍光灯が一直線でなく歪んでいるのが分かると思います。
パネルを正面から見てもこの歪みは見えず、お車をお預かりする際にはお客様も含め気付いていませんでした。
稀にパネル製作時のプレスによる製造上のひずみだったりする場合もあるのですが、逆サイドのスライドドアにはこの様なひずみが見受けられない為、何かしらの原因でへこんでしまっていたようです。
お客様にはメールで写真を送り、状態をご確認いただき、追加作業でこちらも一緒に直す事になりました。
元々のご依頼箇所と同様にへこみを板金修理します。
板金修理部分に僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形します。
それぞれの板金修理部分を覆う様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人が日産 エルグランドの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
今回の日産 エルグランドの修理は右スライドドアのへこみの板金塗装なのですが、隣接するフロントドアとクォーターパネルとの色の差異を解消するためにボカシ塗装が必要になります。
塗装色がブリリアントホワイトパール(QAB)という3コートパールで、調色の難易度が高いため、損傷のあるスライドドアだけの塗装では隣接したパネルとの色に少なからず差異が生じてしまいます。
それを避けるために塗装範囲を広げる必要があります。
また、この日産 エルグランドはスクラッチシールドという特殊な(簡単に言えば耐擦傷性を向上させた)クリヤー塗装がされておりますが、標準的なクリヤー塗装よりも塗料代が高額で塗装後の研磨工程にも多くの時間を要する為、塗装費用はどうしても割増になってしまいます。
スライドドアレールカバーは予め取外し、塗装しやすい高さの塗装台にセットして単体で丁寧に塗装します。
塗装作業完了後、取り外していた部品を元通り組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをして日産 エルグランドの板金塗装 修理は完了です。
今回の日産 エルグランドの修理費用は、作業工賃が173,448円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、日産 エルグランドの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直った日産 エルグランドを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。