神奈川県大磯町にお住いのお客様より、フィアット 500の板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
台風の強い風で自宅駐車場の脇にあった木が折れてしまい、フィアット 500の右フロント部分にぶつかってしまったそうです。
修理費用はある程度掛かってしまうのですが、お客様は保険等級がまだあまり高くなく翌年以降の保険料や免責金のことも考慮して、自費での修理を希望されお車をお預かりしました。
今回のフィアット 500の作業方針は、フロントバンパーと右フロントフェンダーの取替塗装と右ヘッドライト(メインビーム)の取替となります。
フロントフェンダーが大きく変形していてフロントドアとのクリアランスが狭くなっていた為、車に乗り込もうとした際に開けたドアでフロントフェンダーの後端部も変形してしまったそうです。
当初、修理費用を抑えるべく中古部品の専門業者にこのフィアット 500に適合するフロントバンパーとフロントフェンダーを探していただき、運よくみつかったのですが、ボディ色が違った事と修正が必要な傷やへこみがあるとの事で、中古部品の修正費用を考慮すると新品部品とほぼ変わらない様な価格になってしまう事から、今回は新品部品を使って修理する事になりました。
まずは新品のフロントフェンダーを車体に仮付けし、隣接するパネルとの隙間や面の出入り具合を確認・調整します。
お車のお預かりの際には外からは分からなかったのですが、フロントバンパーを取り外してみるとバンパー内に付くヘッドライト(ロービーム)の取り付けステーが3箇所中2箇所が折れていました。
お客様にご連絡し、追加でヘッドライト(ロービーム)も交換する事になりました。
新品のフロントフェンダーの裏側をオリジナルの塗装の雰囲気を再現するように丁寧に塗装します。(裏吹き)
裏吹きが終わったフロントフェンダーを車体に取り付けますが、このフィアット 500はホイールアーチ内の取付け部がボルト留めと共にシーリングもされている取付方法になります。
元のフロントフェンダーを取り外す際にシーリングを部分的に除去していますので、オリジナルの雰囲気を再現する様にシーリングをし直します。
ドアを開けた際にフロントフェンダーを変形させてしまい、傷がついてしまったフロントドアの前部をエッジのみの部分塗装で修理します。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がフィアット 500の塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
塗装前に入手した新品バンパーと取り外したバンパーを見比べ、形状の違い・傷や変形等の不具合が無いかをよくチェックします。
新品のフロントバンパーを塗装しやすい高さの台にセットして、ボディ同様に熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
フロントフェンダーのエンジンルーム側の取り付け部分と、先程のホイールアーチ内のシーリング部分を塗装します。
こうする事でフロントフェンダー交換の形跡を分からなくすることが出来ます。
取り外していた部品を全て元通りに組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをしてフィアット 500の板金塗装 修理は完了です。
今回のフィアット 500の修理費用は、部品代が164,.747円と作業工賃が186,648円の合計351,395円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、フィアット 500の板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったフィアット 500を大切にお乗りください
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。