お客様の車両保険を使ったアウディオールロードの飛び石傷修理をご紹介いたします。
東名高速を走行中、無数の小さな石が飛んで来てフロントガラスやボディーが傷付いてしまいました。
フロントガラスは外側から見ると一見わかりづらいのですが、室内側から見ると細かい傷が無数に付いています。
石というよりむしろ路面の砂粒のような物が車のタイヤで巻き上げられて、沢山飛んできたのかもしれません。
ボディーはフロントバンパー、左右フェンダー、フロントグリル、左右ヘッドライト、右ドアミラーに傷が付いておりました。
■修理方針
今回のアウディー オールロードのような飛び石による傷は、「落下中または飛来中の他物との衝突」ということで、車両保険を使って修理することができます。
自損事故などの修理で保険を使うと、翌年は3等級下がってその分保険料が高くなるのですが、このケースでは保険を使って修理しても翌年の保険等級が下がらず、据え置かれます。
日頃のお手入れが行き届いたとても綺麗なアウディ オールロードです。車両保険を使って、しっかり丁寧に修理させていただきます。
■修理内容
傷を丁寧に削り落し、プライマーサフェーサーを塗装します。
充分に加熱乾燥を行いサフェーサーの塗膜を硬化させます。
サフェーサーが完全に硬化したら、耐水ペーパーで平滑に研ぎ上げます。
最終的には塗装する面すべてを耐水ペーパーで研ぎ込み、下地処理を行います。
研ぎ作業が終わると塗装のマスキング(養生)を行います。この時点では塗装の邪魔になる部品類はすべてとり外しています。
シリコンオフという溶剤で塗装する面をしっかり脱脂して塗装作業に備えます。
塗装作業は塗装ブースの中で行います。室外から取り込んだ大量の空気を緻密なフィルターを通してゴミやホコリを取り除き、ブースの天井から床に向けて上下圧送します。
圧送された空気はブース床から排気装置を通り、屋外に排出されます。
塗装ブースの容積は約80立方メートルありますが、わずか15秒でブース内の空気が入れ替わる程の空気循環が行われています。
このようなクリーンルームのような環境の中でアウディ オールロードの塗装を行います。
バンパーやドアミラー等の樹脂パーツはボディーと分けて塗装します。
塗装の磨き作業が終わると、フロントガラスを交換します。
アウディーの組み付け作業が終わったところで飛び石で傷付き取り替えたヘッドライト等の部品や、脱着によって再使用ができず取り替えた部品を並べて写真を撮ります。これはその他の修理工程写真と一緒に保険会社に提出します。
またアウディー オールロードには以前ガラス系のボディーコーティングが施工されていました。
施工証明書から性能保証期間内であることが保険会社に認められたため、今回塗装した部位のコーティング再施工を行いました。
当社自慢の「焼付コーティング」を施工させていただきました。
■修理結果
オーナー様には長らくお待たせいたしましたが、アウディオールロードはご覧の通りピカピカに仕上がりました。
元々、外装も内装もとても綺麗なお車でしたが、新車のように仕上げさせて頂きました。
保険会社との修理協定金額は税込み1,222,882円(部品674,698円、工賃548,184円)となりました。ガラス、ヘッドライト、グリルなどの部品代が高額でした。
お客様は当社が加盟している鈑金匠ネットのENEOSプリカ還元サービスを希望されました。鈑金匠ネットでは税込修理代金10,000円につき500円分のENEOSプリカを加盟工場で修理されたお客様にプレゼントしております。今回のように車両保険で修理した場合でもプレゼントの対象となります。今回は61,000円分のENEOSプリカをプレゼントとなります。全国のENEOS(新日本石油)のサービスステーションはもちろんのこと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどでもご利用いただけます。
このたびは、インターパシフィックにアウディ オールロードの修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。アウディ オールロードは個人的にも大好きな車です。大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。