東京都港区にお住いのお客様より、アウディ A3の板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は細い路地へ左折する際に、その路地から出てくる対向車を避けようとハンドルを余計に切ったところ、アウディ A3の左側面をガードポールに巻き込んでしまったそうです。
アウディ A3の左前後ドアとロッカーパネルは大きくへこんでしまい、かなり高額な修理費用になる事が予想されるので、ご加入の車両保険を利用して修理する事になりお車をお預かりしました。
今回のアウディ A3の作業方針は、左前後ドアパネル及びロッカーパネルの交換とフロントドアハンドルの修理塗装、前後ドアパネルに隣接する前後フェンダーの色合わせの為のボカシ塗装と言う内容になります。
新品のロッカーパネルは写真の様に、フロント及びセンターピラーとクォーターパネルへの立ち上がり部分までの範囲での部品供給となっていました。
部品供給状態のサイズでそのままパネル交換をする事もありますが、今回の損傷の場合そのままのサイズで交換する事でダメージが無い部分まで溶接を剥がさなければならなくなり、お車への過度な影響を与えてしまう事を考慮し、必要最小限の範囲でのパネル交換をする事にしました。
損傷部分を車体から切り取り、その切り取ったパネルに合わせてカットした新品のロッカーパネルをバイスグリップで固定しつつ丁寧に溶接して繋ぎ合わせます。
繋ぎ合わせた3箇所にパテを付けて綺麗に成形します。
取り替えたロッカーパネルと切り繋いで溶接した部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ロッカーパネル下部のフロアパネルとの合わせ目にはシーリングを施します。
ロッカーパネル下部とリアホイールハウジング部分は、ジャッキアップしタイヤを外した状態でないと作業出来ない為、先にチッピングコートを塗装してしまいます。
チッピングコートの上からオリジナルの雰囲気を再現する様にボディ色を塗装します。
ドア開口部の合わせ目は、最終的にはウエザーストリップと言うゴムをはめ込むので見えなくなってしまいますが、ここを塗装せずにそのままにしていると後々錆てしまったり、お車の下取り査定の際にパネルの交換歴が明らかになってしまうので、細かい部分ですが手を抜かず丁寧に塗装します。
ロッカーパネルのサイド部分のチッピングコートをオリジナルのブツブツ感を再現できる様、使用する材料やスプレーガンと対象パネルとの距離感・噴射圧を調整しながら丁寧に塗装します。
フロント・センター及びロックピラー部分を先に塗装してしまいます。
新品の前後ドアパネルを塗装し易い様に塗装台にセットし、裏側と表側も一度塗装してしまいます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がアウディ A3の塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
今回の直接的な損害は前後ドアとロッカーパネルになりますが、隣接する前後フェンダーとの色の差異を無くす為の色合わせの為のボカシ塗装をしました。
これで、どこからどう見ても違和感の無い仕上がりになります。
フロントドアのアウターハンドルも擦れて傷付いていたので、修理塗装しました。
塗装作業完了後、元のドアパネルからウインドガラスや内張りトリム等の再使用可能な部品を移植し元通りに組み付け、電装部品の作動チェックや室内清掃、洗車・最終仕上げ磨きをして、アウディ A3の板金塗装 修理は完了です。
今回のアウディ A3の保険会社との協定修理費用は、部品代が440,380円と作業工賃が578,880円の合計1,019,260円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、アウディ A3の板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったアウディ A3を大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。