横浜市にお住まいのお客様より依頼されたベンツ GLK300の板金塗装事例をご紹介します。
今回はリアバンパーの左角を強くぶつけてしまったお車の自費での修理塗装です。
バンパーの裏側にある金属の補強材の角が当たり、表面が飛出てしまっています。
メッキモールも破損し、コーナーセンサーへのダメージも気になるところです。
ディーラーにベンツを持ち込んで聞いたところ、バンパーの修理は不能で交換が必要と言われたそうです。
お客様には、バンパーを取り外して裏側からしっかり修理をし、塗装はバンパー1本ではなく必要最低限の範囲で塗装することで費用を抑えることを提案させていただきました。
ベンツ GLK300のリアバンパーを取り外し裏側の状態を確認しました。
やはりコーナーセンサーの付け根の部分にバンパーの補強材がぶつかった痕がありました。
コーナーセンサーそのものは壊れていませんでしたので、再使用します。
コーナーセンサーを取り外し、バンパーの変形を修正しました。
傷はかなり深かったのですが、削ってみるとバンパーが裂けるほどではありませんでした。
そのため、強力な二液硬化型の接着剤を塗布してバンパーの裏側を補強しました。
バンパー表面も傷が深く、樹脂の厚みが薄くなってしまった部分に接着剤を塗ます。樹脂の強度を補い、パテの役割を果たします。
この接着剤はバンパー補修用パテよりパテ痩せしにくいので、今回のケースのように傷が深かったり、割れてしまった場合等に使用します。
バンパーの表面を平滑に研ぎ上げた状態です。
変形や傷は全てきれいに修理された状態です。
ただ、この状態で塗装というわけには参りません。
光沢のある元通りの塗装の質感を再現するためには、修理部分をシールしなくてはなりません。
そのため、次の工程ではプライマーサフェーサーを塗装します。
赤外線ヒーターで加熱し、塗膜を充分に硬化させます。
サフェーサーを研いで仕上げると、いよいよ塗装作業を行います。
今回は必要最低限の塗装範囲ということなので、部分塗装で仕上げます。バンパーの形状によるのですが、角や幅が狭い部分で塗装をぼかします。
磨いて仕上げれば全く判らなくなります。
ご覧の通り、何事も無かったかのように元通りになりました。
修理費用は破損したメッキーモール代11,865円を含み総額63.000円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにメルセデスベンツ GLK300の板金塗装をご依頼頂き、誠にありがとうございました。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。