メルセデス ベンツ E320T(BENZ) 板金塗装 修理です。
損傷状況:
自宅車庫のシャッターの支柱にベンツ E320ワゴン(W210)の左リアドアとクォーターパネルをぶつけてしまいました。お車の色が白なので、写真では判りづらいですが、かなり広範囲にへこんでいます。
オーナー様は以前板金塗装の仕上がりで嫌な思い(出来上がったら全然色が違っていた)をしたことがあるそうです。それゆえ今回の修理は、自費修理と言えどもとにかくキチンと仕上げて欲しいというご要望でした。
修理内容:
丁寧に板金します。この写真をご覧いただくと広範囲に凹んでいたことがお分かりいただけると思います。今回は自費修理ですが、保険修理であればドアは交換したいところです。
板金パテを付けます。
板金パテを研ぎ、仕上がった状態です。
サフェーサーを塗装します。今回は自費でのご修理なのですが仕上がり重視ということで、クォーターウインドガラスも脱着しました。この作業は外注作業としてガラス屋さんに依頼するのですが、約25,000円かかります。ガラスをはずして塗装するとマスキングでガラスを囲わなくて済むので、塗装の出来栄えが良くなります。
色を作ります。写真はベンツの指定塗料スタンドックスのミキシングマシーンです。100種類近くの原色が収納されています。
今回のベンツの塗色はアラバスターホワイト(960)です。この色を作るには5種類の原色で作ります。以下はメーカーの調色データで、1リットルの量の塗料を作るための配合です。
白と言ってもこのようにいろんな原色を混ぜるのです。赤や緑もほんのわずかですが混ざっています。
調色データ通りに色を作っても、実車の色とはピッタリ合いません。上記の5種類の原色を足したり、他の色で薄めたりして、最適な色を作っていきます。そのたびに塗り板に塗装して実車見比べ、色を近づけていくのです。職人の経験と感性が要求される作業です。
色合わせについて詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
リアクォーターはドアとの境目がへこんでいたため、内側のロックピラーも板金塗装が必要でした。
塗装作業はブースの中で、ゴミや埃を遮断して行います。クリアー塗料は写真赤印のCピラーでぼかしました。オーナー様はルーフサイドからAピラーまで塗装してぼかしをしない方法も検討されましたが、そのためにはルーフキャリアの脱着、さらにはそれを外すために室内の天井のライニングも一部脱着しなくてはならなくなり、かなりのコストアップになるためCピラーでぼかすことにしました。
ドアプロテクターも新品に交換し塗装しました。
修理結果:
修理金額はドアプロテクターが9,828円(税込)、クォーターウインドガラス脱着を含んだ工賃が236,040円(税込)で、合計245,868円(税込)となりました。お客様はドコモコインを希望されました。税込み修理代金の5%分(100円につき5コイン)プレゼントいたしますので、12,290ドコモコインの獲得です。NTTドコモの携帯電話料金に12,290円としてご利用になれます。このたびは神奈川県 中郡より、わざわざ川崎市の弊社までお越し頂き誠にありがとうございました。
大切なお車を何事も無かったかのように
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インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。