東京都世田谷区にお住いのお客様よりBMW120iカブリオレの鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
ハンドル操作を誤りコンクリート製の壁面にBMW120iカブリオレの右リアタイヤ周辺を擦ってしまい、右クォーターパネルの広範囲がへこみ、リアバンパーの右角に擦り傷が出来てしまいました。
幸いにもタイヤ・ホイールには大きなダメージは見受けられませんでした。
お客様はインターパシフィックに来られる前に、何社かの板金塗装工場に見積り依頼に行かれたそうです。
クォーターパネルは交換せずに鈑金修理で費用を抑えたいというご要望だったのですが、いずれの他工場様もクォーターパネルは鈑金修理出来ず交換になってしまい、高額な修理見積りを提示されたとの事でした。
インターパシフィックでも鈑金修理が出来ないのであれば、修理をあきらめお車を乗り換える事も視野に入れご来店されたそうです。
実車を拝見し、作業担当者とも協議の上、お時間は掛かりますが問題無く鈑金修理可能な旨お伝えし、お車をお預りする事となりました。
まずは、広範囲に及んだ凹みの鈑金作業に取り掛かります。
フェンダーアーチ部のプレスラインの再現にも気を使いながら、丁寧に凹みを引出します。
写真の様な状態になるまでには、板金作業に1日半位の時間を要しました。
鈑金部分にパテを付け、細かな凹凸を綺麗に成形します。
修理部分を全て覆い隠すようにプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールします。近赤外線ヒーターでしっかり加熱乾燥させてサフェーサーを硬化させます。
へこみが広範囲だった為、クォーターパネルのほぼ全面にプライマーサフェーサーを塗装する必要がありました。
リアバンパーは車体から取り外し、傷をサンダーで削りクォーターパネル同様プライマーサフェーサーを塗装します。
サフェーサーでシールした板金作業部位を平滑に研ぎ上げ、下処理を行った後、車両を塗装ブース内に移動し、BMWの塗装肌、質感を再現すべく熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
ドアには今回の損傷はありませんでしたが、ボディカラーが調色の難しいシルバーということもあり、隣接するドアの色とのわずかな差異を解消する為、ボカシ塗装を施しました。
リアバンパーもボディ同様に塗装します。
自費修理なので少しでも費用を抑える為に、右側半分位の部分塗装の方法で作業しました。
取り外していたリアバンパーやテールランプを組み付け、ランプの点灯点検、洗車、最終仕上げ磨きをしてBMW120iカブリオレの鈑金塗装修理の完了です。
今回のBMW120iカブリオレの板金塗装費用は、部品代7.300円と作業工賃246.132円の合計253.432円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにBMW120iカブリオレの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMW120iカブリオレを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。