東京都八王子市にお住いのお客様より、BMW 523dT(F11)の板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お出掛け先の駐車場で駐車する時には気付いて注意して止めたはずが、出発する際にはすっかり忘れてしまっており、車両の左側にあったフェンスの土台のコンクリートにBMW 523dTの左側リアドア周辺をぶつけてしまったそうです。
リアドアの後部には僅かに傷が入り、その後ろのクォーターパネルはへこんでしまいました。
また、樹脂製のサイドステップカバーにも擦り傷があり、後端部は割れてしまっています。
極力費用は抑えつつも綺麗に直して欲しいとのご要望で、自費修理としてお車をお預かりしました。
クォーターパネルのへこみは板金修理します。
ひと繋がりのロックピラー部も少しだけ板金修理が必要になりました。
板金修理部分にはパテを付けて僅かに残る凹凸を綺麗に成形し、オリジナルのプレスラインも丁寧に復元します。
パテを付けた部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
リアドアの傷は表面上の比較的浅めの傷で済んでいたので、サンダーで傷を削り落した後プライマーサフェーサーを塗装します。
ドアを閉めてしまうと見えなくなるロックピラー部分を先に塗装します。
段々になっている形状を上手く利用し、小さい範囲での部分塗装の方法で塗装します。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がBMW 523dTの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
今回は、このBMW 523dTのリアドアとクォーターパネルにあるプレスラインから下側だけを塗装する方法で作業しました。
通常リアドアを1面塗装しようとすると、ドアガラス下の水切りモールを取り外す必要がありますが、そうするとその分の脱着工賃が掛かり、またお車によってはその水切りモールが再使用出来ず、別途部品代がさらに必要になってしまう場合があります。
そして、クォーターパネルに至っては接着で取り付けられているクォーターガラスを取り外す事になり、専門のガラス業者に脱着作業を依頼しなければならず、こちらも別途25,000~30,000円程の脱着工賃が掛かってしまう事になります。
しかし、今回のお客様のご要望は極力費用を抑えたいとの事でしたので、このプレスラインから下側だけを塗装する方法で作業する事により、余計な脱着費用や部品代を掛けずに済ませる事が出来るのです。
ただ、どのお車でも同様の作業方法が採れる訳ではなく、プレスラインの形状やボディ色、損傷の位置や状態等様々な条件によってこの方法での作業の可否が異なります。
サイドステップカバーは新品部品に交換する事になりました。。
国産車の場合、塗装済みのサイドステップカバーやバンパーが供給されることが多くありますが、ほとんどの輸入車のサイドステップカバーやバンパーは未塗装での供給になる為、ボディ同様にゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がBMW 523dTの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
塗装完了後、取り外した付属部品や新品のステップカバーを元通り組み付け、室内清掃・洗車・最終仕上げ磨きをしてBMW 523dTの板金塗装 修理は完了です。
今回のBMW 523dTの修理費用は、部品代が49,356円と作業工賃が169,322円の合計218,678円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、BMW 523dTの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったBMW 523dTを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。