横浜市にお住いのお客様よりフェラーリ カリフォルニアTの板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は高速道路を走行中フェラーリ カリフォルニアTのボディにバチバチっと何かが当たる音がしたそうです。
高速道路上で停車してすぐに確認する訳にもいかずパーキングエリアで確認したところ、車の前方パネルに小石が当たって出来たような傷が数か所見つかったそうで、他の車が跳ね上げた小石による飛び石の被害を受けてしまったようです。
お客様はご加入の車両保険を使って綺麗に直したいとの事でお車をお預かりしました。
損傷は大きく分けて右フロントフェンダー・右ドアミラーとボンネットの計3箇所にありますが、すべての損傷が1つの事故として認められるか否かは保険会社の判断に委ねられる事になります。
今回の様な飛び石傷と呼ばれる損傷は『飛来中または落下中の他物との衝突』と言う項目に当てはまり1等級ダウン事故となります。
今回の3箇所の損傷がまとめて1事故として認定されれば1等級ダウンだけで済みますが、過去には同様な複数パネルにある損傷をそれぞれ別々の時に起きた事故と判断され、3事故や4事故と言う様に事故数を分けられてしまったケースもあります。
そうなると、保険等級も3等級・4等級ダウンとなってしまい翌年以降の保険料の値上がりに大きく影響を及ぼす事になります。
保険会社のアジャスターによる損傷状態の確認により、傷の新旧の状態や傷の中の堆積物、傷の入った方向性等が精査され、今回の被害は右フロントフェンダーと右ドアミラーの2箇所の損傷がまとめて1事故として認められましたが、ボンネットの傷については別の時に付いた傷と判断されました。
2事故として車両保険を使って直す事も出来ますが、免責金額や保険等級がもう1等級下がる事による保険料の値上がりを考慮し、今回は1事故分だけでより高額な修理費用になるフェンダーとドアミラーの修理に車両保険を使い、ボンネットは自費で修理する事になりました。
フロントフェンダーやボンネットの付属部品を取り外し、飛び石傷を丁寧に削り落とします。
傷自体1つ1つは小さな物ですが、傷部分だけを局所的に削ってしまうとそこだけが窪んでしまう為、なだらかに広範囲に削る必要があります。
ドアミラーも車体から取り外し分解し、ボディ同様に傷を削り落します。
傷を削り落した部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールし赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
プライマーサフェーサーを塗装した部分も含めパネル全面を目の細かい研磨紙で研ぎ上げ、様々な技術を駆使してマスキングを施し塗装前の準備完了です。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がフェラーリ カリフォルニアTの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
今回のフロントフェンダーの傷の位置が隣接するドアパネルに近い所にあった為、ドアパネルに色合わせの為のボカシ塗装をしました。
ドアミラーもボディ同様にゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、塗装のしやすい高さの台にセットして丁寧に塗装します。
塗装作業完了後、取り外していた部品を全て元通りに組み付け、洗車・最終仕上げ磨きをしてフェラーリ カリフォルニアTの板金塗装 修理は完了です。
今回のフェラーリ カリフォルニアTの保険会社との協定修理費用は、部品代が27,896円と作業工賃が550,000円の合計577,896円(税込)となりました。
自費修理のボンネット修理塗装は作業工賃が220,000円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにフェラーリ カリフォルニアTの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったフェラーリ カリフォルニアTを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。