フェラーリ458スペチアーレに新技術の【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムを施工させて頂きましたのでご紹介します。
高級車やフェラーリのようなスーパーカーを中心に最近普及が進んでいるペイント・プロテクションフィルムですが、これまでは薄い透明なフィルムを貼る施工方法しかありませんでした。
ところが今回フェラーリ458スペチアーレに施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)は、「貼る」プロテクションフィルムではなく、「塗装する」プロテクションフィルムです。
Fenix Scratch Guardは衝撃吸収性に優れた膜厚130μm(0.13mm)以上のスクラッチガードクリアを塗装することで、飛び石などによる傷を大幅に軽減することができます。
従来の「貼る」タイプのプロテクションフィルムは近くで見ると貼ってあることがわかってしまうくらいですから、どうしても塗装の艶や質感を損ねてしまい、また磨く事ができないので時間とともにフィルムの透明度が劣化し、フィルムの切れ目(エッジ)の部分に汚れが溜まったり剥がれてきたりという問題がありました。しかし当社で施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニック・ススクラッチガード)という「塗装する」プロテクションフィルムはフィルムの切れ目(エッジ)が無く、薄い傷であればポリッシャーで磨いて消すことができるので、メンテナンスを定期的に行えば綺麗な外観を長期間維持することができます。
今回、フェラーリ458スペチアーレはフロント廻り(フロントバンパー、左右フロントフェンダー、フードパネル)にFenix Scratch Guardを施工させて頂きました。
マスキングの痕を残さないようにプロテクションフィルムを施工する部位の付属部品を脱着します。フロントバンパーは脱着し、施工しやすいように分解します。
フェラーリ458スペチアーレはフロントバンパーの左右にカーボンファイバー製のエアベントが装着されていますので、それらも分解してプロテクションフィルムを施工します。
プロテクションフィルムを施工する前に膜厚計でフードパネルの膜厚を測定したところ、フードパネルのセンターのカラーリングの横位置で268μm(0.268mm)でした。
一般的には100μm(0.1mm)程度の新車の塗膜が、フェラーリ458スペチアーレの場合にこれほど厚いのはセンターのカラーリングが影響しています。
通常の塗装工程の後にカラーリングを行い、さらにその上にクリヤーコートを重ね塗りしているので、膜厚が多くなるのです。
その厚い塗膜の上にペイント・プロテクションフィルムを塗装します。Fenix Scratch Guardは4層構造になっており、1層目(密着材)と2層目(バインダー)はそれぞれ1コートですが、飛び石などによる衝撃を吸収し柔軟性を保持するための層である3層目は4~5コート塗り重ねここで膜厚を確保します。4層目のトップコートは硬さ、耐擦り傷性、耐候性(70%UVカット)に優れ、深い艶を出す役割の層で2コートで仕上げます。
カーボンファイバー製のフロント・エアベントもバンパーやボディー同様に施工します。
Fenix Scratch Guard施工後の膜厚を施工前と同じ位置で計測したところ、膜厚は419μm(0.419mm)となっておりました。
施工前が268μm(0.268mm)でしたので、プロテクションフィルムの膜厚が151um(0.151mm)になったわけです。
この151μmの衝撃吸収性に優れた膜厚が飛び石や擦り傷からお車を強力にガードします。
施工費用はフェラーリ458の場合で税別50万円ですが、スペチアーレのカーボンファイバー製フロント・エアベントの施工費6万円が加算となり、合計560,000円(税別)となりました。
このたびはインターパシフィックにフェラーリ458スペチアーレのペイント・プロテクションフィルム施工をご依頼くださり、誠にありがとうございました。
オーナー様からは、「どれだけ目を凝らして見ても塗ったことがわからない」と喜んでいただけました。
【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムの詳しい説明はコチラをご覧ください。
大切なお車を何事も無かったかのように
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私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
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