横浜市にお住いのお客様より、ジャガーXEの左側面をフロントバンパーからリアバンパーにかけて全体的に擦ってしまったとの事で、鈑金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
他にホイールやドアハンドル・ドアミラーにも損傷がありました。
また、車両をよくよく見てみるとボンネットにも大きなへこみがありました。
お客様に事故の状況を詳しくお伺いしたところ、そもそもの事故の発端は、走行中に突然どこからか飛んできた物がボンネットに落ちてきた事に驚き、気を取られてしまった為に前方にいた左折待ちで停車中の車両を避けきれずに接触してしまったそうです。
当初、車両保険の「飛来中または落下中の他物との衝突」と言う項目に当てはまり、その落下物に起因して起こった左側面の接触事故と言う事で、ボンネットも含めて全ての損傷を1事故で修理出来るのではないかと考えていたのですが、保険会社からは「落下物によるボンネットの損傷はそれだけで1つの事故としてカウントされ、その後に起こった左側面の接触は別の2つ目の事故になると言う見解です。」との回答でした。
2つの事故を両方共に車両保険を使って修理すると言う選択肢もありますが、今回は、等級ダウンによる翌年からの保険料の事や2事故目の免責金額が10万円であることを考慮して、より高額な修理になる左側面の修理を車両保険で行い、ボンネットの修理は自費で対応する事になりました。
このジャガーXEのボディパネルはアルミ製です。
損傷は広範囲ではありますが、幸いにもへこみ自体は浅いものだったので各パネル共交換する事なく鈑金修理で対応できました。
裏側から時間を掛け丁寧に押し出し、パネルを元通りの面に戻るよう鈑金します。
鈑金作業だけでは戻しきれない僅かな凹凸を無くす為にパテを付けて成形します。
鈑金およびパテを付けた部分を覆い隠すようにプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールした後、赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
前後バンパーのそれぞれ左角にも傷があったので、サンダーで傷を削り落とし、こちらにもボディパネル同様にプライマーサフェーサーを塗装します。
塗装するボディパネルを平滑に研ぎ上げ、塗装ブース内で丁寧にマスキングを施します。
前後バンパーとドアハンドルもボディパネル同様に平滑に研ぎ上げ、塗装し易い高さや角度になる様に塗装台にセットします。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がジャガーXEの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
自費修理対応になったボンネットも、保険修理の左側面パネルと同様の作業工程で同時進行で作業を進めました。
取り外していた部品を全て元通りに組み付けます。
前後ホイールは浅い傷だった為、表面をポリッシャーで研磨する事で傷を消すことができました。
ドアミラーの黒い部分は塗装されている部品ではなかった為ドアミラー本体の交換で対応しました。
電装部品の作動チェック・車内清掃をし、洗車・最終仕上げ磨きをしてジャガーXEの鈑金塗装修理は完了です。
今回のジャガーXEの保険会社との協定修理費用は、部品代123,984円と作業工賃754,963円の合計878,947円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックにジャガーXEの鈑金塗装修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったジャガーXEを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。