横浜市にお住いのお客様より、ジャガー XEの板金塗装修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様は交差点を右折中に、対向から直進して来たバイクにジャガー XEの右フロント部分そ衝突されてしまったそうです。
ナンバープレートが脱落しヘッドライトも割れていた為、保険会社手配のレッカー業者に運ばれて来て、お車をお預かりしました。
お客様によると、右折矢印が青で交差点に進入したところ衝突されてしまったそうですが、当初、相手のバイク側は自分の方が青だったと主張していたそうで、相手保険会社はジャガー XE側の方が過失割合が多くなるとの見解を示していました。
残念ながらドライブレコーダーを付けておらず、この様なケースの場合、主張が真っ向から対立し決着するまでが長期戦になることが多く、仮に目撃者が居たとしてもなかなか過失ゼロにならない場合も多いようです。
しかし、今回の場合お客様が不幸中の幸いだったのが、なんと事故現場の目の前に交番がありその交番の防犯カメラには事故状況がバッチリ映っていて、お客様の主張が正しかった事が明らかになり、晴れて相手の過失100%の対物保険で修理する事になりました。
今回のジャガー XEの作業方針は、割れてしまったフロントバンパー・右ヘッドライトやラジエターグリル・バンパーグリル等と変形したバンパービームの交換と、ボンネットと右フロントフェンダーの板金塗装 修理になります。
破損したフロントバンパーやヘッドライトを取り外し、ボンネットと右フロントフェンダーを板金修理します。
それぞれのパネルの先端部分に傷と僅かな歪みがありました。
今回は板金修理部分にパテを付けなくても済みましたので、元の塗装膜を剥がした部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ボンネットと右フロントフェンダーを丁寧に研ぎ上げ、ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースでマスキングを施し、熟練の塗装職人がジャガー XEの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
新品のフロントバンパーとバンパービームです。
メーカーからは未塗装の状態で部品供給されます。
フロントバンパーとバンパービームを作業のしやすい様に塗装台にセットし、ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、ボディ同様に熟練の塗装職人が丁寧に塗装します。
塗装完了後、元通りに各部品を組み付けます。
車両保険・対物保険にかかわらず保険修理の場合、保険会社からこの様に交換した部品を並べて撮影した画像の提出を求められる場合があります。
作業前に打ち合わせした交換すべき部品をきちんと交換しましたと明らかにする意味合いがあります。
全ての部品を組み付けた後でメーター内にこの様な警告灯が点灯しました。
最近は衝突を未然に防ぐ機能だったり、万が一衝突してしまった際にも歩行者の怪我を軽減するような機能が備わったお車が増えております。
今回のジャガー XEにもそういった機能が備わっており、恐らくそのセンサー類の不具合を車両のコンピューターが検知して点灯したと思われます。
この原因を特定するには、ディーラーに車両を持ち込み専用のコンピューターで診断していただく事になります。
診断結果は現状の車両のセンサー類に不具合・不良箇所は無いそうで、恐らくフロントバンパー裏にあるハーネスが事故により切断された際の一時的な断線状態が記憶された物との事で、ハーネスを交換して機能は復帰しているのでコンピューター内をリセットするだけで解消できました。
ディーラーから戻った車両を洗車・最終仕上げ磨きをして、ジャガー XEの板金塗装 修理は完了です。
今回のジャガー XEの保険会社との協定修理費用は、部品代が751,464円と作業工賃が456,408円の合計1,207,872円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、ジャガー XEの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったジャガー XEを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。