東京都港区にお住いのお客様より、ポルシェ カイエンGTSの板金塗装 修理を依頼されましたのでご紹介します。
お客様はご自宅の機械式駐車場に車を入れ、パレットの扉が閉まった後でドアを施錠し忘れた事に気付き、ポルシェ カイエンGTSのドアロックをキーレスキーで閉めようとしたところ、誤ってリアゲートのボタンを押してしまい機械式駐車場の内部でパレットが動いている最中にリアゲートが開いてしまったそうです。
ポルシェ カイエンGTSのリアゲートは大きく変形しこれ以上は閉まらなくなってしまいました。
また、通常の開閉範囲よりもリアゲートが押し上げられてしまったようで、ルーフパネルがリアゲートで押され大きくへこんでしまいました。
修理費用がかなり高額になる事が予想され、お客様は保険等級が3等級下がり翌年以降の保険料が増額する事を考慮しても保険を使った方が良いとの判断をされ、加入されている車両保険を使ってポルシェ カイエンGTSを修理する事になりお車をお預かりしました。
今回のポルシェ カイエンGTS修理の作業方針は、ルーフパネルの板金修理及び塗装、リアゲートの取替塗装とゲートヒンジ・ゲートダンパーやテールランプの取替となります。
まずはリアゲートを取り外し、ルーフパネルのへこみを板金修理します。
新品のリアゲートを車体に仮付けし、左右クォーターパネルやリアバンパーとの隙間や面の出入り具合を確認・調整します。
板金修理したルーフパネル後端部分も新品のリアゲートとの隙間や面の出入り具合を入念にチェックしながら、僅かに残る凹凸にはパテを付けて綺麗に成形します。
ルーフパネルを塗装する際のマスキング作業の妨げになる為、フロントガラスを取り外しました。
車種によってはガラスモールだけを取り外す事が出来る場合もありますが、このポルシェ カイエンGTSはガラスとガラスモールが一体式の為、ガラスモールだけを取り外す事は構造上できません。
ガラス脱着の際にはガラスモールを切らなければならず、ガラスモールだけの部品供給がない為ガラスを再使用する事ができず、フロントガラスごと新品に交換する事になります。
ルーフパネル後端部の板金修理部分を覆い隠す様にプライマーサフェーサーを塗装し、しっかりシールして赤外線ヒーターで十分に加熱乾燥させます。
ゴミや埃をシャットアウトした塗装ブースで、熟練の塗装職人がポルシェ カイエンGTSの塗装肌や質感を再現すべく丁寧に塗装します。
新品のリアゲートも専用の塗装台に塗装しやすい高さや角度になるようにセットし、表側と裏側を丁寧に塗装します。
塗装作業完了後、取り外していた部品を元通り組み付け、新品のテールランプやフロントガラスも組み付け、パワーテールゲートの作動チェック・テールランプ類の点灯チェックをし、洗車・最終仕上げ磨きをして、ポルシェ カイエンGTSの板金塗装 修理は完了です。
今回のポルシェ カイエンGTSの保険会社との協定修理費用は、部品代が703,879円と作業工賃が549,417円の合計1,253,296円(税込)となりました。
このたびはインターパシフィックに、ポルシェ カイエンGTSの板金塗装 修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。
元通り綺麗に直ったポルシェ カイエンGTSを大切にお乗りください。
大切なお車を何事も無かったかのように
大切なお車を
何事も無かったかのように
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。
私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。